【足立区】扉を開けると焙煎機がウェルカム!日常の1杯に幸せを注ぐ「maruca coffee」の魅力
梅島駅から徒歩約5分、旧日光街道梅島一丁目交差点から4号線へ向かう通りに立地するmaruca coffee/マルカコーヒー(梅島1丁目)。梅島の住宅街にたたずむ小さな自家焙煎珈琲豆店です。
マルカコーヒーの魅力とともに、店内の一角で期間限定で開催しているスズキミさんの個展「本棚用 檸檬の油絵展」のお知らせもご紹介します。ぜひチェックしてみてください!
「マルカコーヒー」ってどんなお店?
2006年12月に梅島の地にオープンしたマルカコーヒー。
オーナーの加藤さんは、焙煎士として経験を積み、季節に合わせたおすすめのスペシャルティコーヒーやプレミアムな豆の焙煎、販売をおこなっています。
扉を開けた瞬間、ふわりと珈琲のあまい香りが。ダイレクトに香りを感じる理由は、店内にある加藤さんの相棒とも言える「マシン」にありました。
焙煎機の存在がクリティカルヒット
店内でお出迎えしてくれるのが、存在感ある大型マシン。日本最大のコーヒー機器メーカー「FUJI ROYAL」の焙煎機です。
実は筆者、間近で焙煎機を拝見するのが初めて。正面から横から下から・・・まじまじと眺めてしまいました。
アナログ操作を必要とする赤と緑のボタンやハンドルは、時間をかけて商品が加工されていく「小さな工場」を想像させる一方で、機関車のようなパワフルさも感じられます。
加藤さんが「珈琲屋」を生業とする原点となったのは、この焙煎機との出会いだったそうです。もちろんコーヒーも好きでしたが、焙煎機を見て「かっこいい! 自分で動かしてみたい・・・!」と、圧倒的存在感が、加藤さんの心にクリティカルヒット。
それからすぐ夢が叶うわけではなく、長きにわたり、さまざまな学びや焙煎士としての経験を重ねて、現在に至ります。
「朝、店内で珈琲豆を焙煎すると、機械の熱で店内がとても熱くなるんですよ」と加藤さん。商品を美味しく仕上げてくれる働き者ですから、ベアリングのお掃除やケアにも余念がありません。
マルカコーヒーに伺う際には、加藤さんの「相棒」のかっこよさも見届けてくださいね。
マルカコーヒーのラインナップ
マルカコーヒーのラインナップは、シングルオリジンのスペシャルティコーヒーのほか、ブレンドコーヒー、カフェインレスコーヒーも揃っています。(価格に変動あり)
質の良いコーヒーでもできるだけ手に取りやすい価格で、毎日飽きずに飲みやすいものを提供できるように目指したい。そうして、香りと甘みを引き出した焙煎を心がけているそうです。
店頭でどんなコーヒーが飲みたいか迷ったら、ご相談してみてくださいね。
コーヒーの他にも、オリジナルのグッズの販売もありますよ。また、珈琲豆はオンラインショップでも購入が可能です。
お買い物でスタンプを貯めるとうれしいサービスも
コーヒー豆購入時には、スタンプカードもあります。100gごとに1つ押印で、8スタンプでドリンク1杯、またはドリップパックがいただけるとのこと!
筆者は取材時に100g購入し1スタンプゲットしました。今後も活用したいと思います!
マルカコーヒーの素敵な魅力3つ
ここで、筆者がお店を伺ってみて、実際感じたマルカコーヒーの素敵な魅力を3つご紹介します。珈琲だけではない、プラスアルファの魅力に迫ります。
マルカコーヒーでつながる地域コミュニティ
地域のコミュニケーションスペースでもあるマルカコーヒー。朝の取材時にも、リピーターさんが入れ替わりで訪れていました。
「今日はどうされますか?」という加藤さんのお声がけからはじまり、ざっくばらんなおしゃべりに花が咲きます。オーナーとの距離が近く、コーヒーをいただきながらコミュニケーションが深まるのは、お店の魅力のひとつだと感じました。
また、マルカコーヒーは、足立区梅島「ナナシノ商店街」の加盟店でもあります。ナナシノ商店街とは「マチとヒト、ヒトとミセ、ミセとミセ」がつながるニュースタイルの商店街のこと。梅島を中心とした個人店経営のみなさんによるつながりを大切にする素敵な活動に興味津々です。
【ナナシノ商店街の詳細はこちら→★】
「朝マルカ」で朝のやる気にスイッチオン!
マルカコーヒーは、朝からオープンしている日もあります。
筆者は、朝夜両方のマルカコーヒーを体験したくて、どちらの時間帯もご取材でお邪魔したのですが、朝は夜のカフェとはまた違い、フレッシュでパワーをいただける雰囲気でした!
この日は、おすすめされた「ブルンジ」のホットを注文。スッキリしていて、少し冷めても苦くない。飲みやすくて美味しい!
ちなみに、朝はテレワークのお客さまや、曜日を決めてお越しになるリピーターさんがいらっしゃるそうですよ。モーニングマルカの1杯で、やる気スイッチが入りそうです。
店内にあるもう一つの「マルカワールド」
店内はコンパクトなマルカコーヒーですが、お店の一角のスペースが区切られた壁部分で、さまざまなアートやハンドメイドの作品たちを展示しています。
「コーヒーを淹れている間に楽しめるのはもちろん、お客さん同士でコミュニケーションが深まり、コーヒーを飲むだけではないお楽しみや時間を作り出せたら」という加藤さん。
店内の一角の空間を「表現の場」として提供することで、コーヒープラスアルファの新たなシナジーが生まれ、さらに、人と人のつながりが生まれ広がっていくことは、素敵な取り組みだと感じました。
9月6日(水)まで開催中!マルカコーヒーと個展のコラボ
9月1日現在、マルカコーヒーでは、足立区内で絵画教室を主催し、自身のアート活動にも注力されているスズキミさんの個展、「本棚用 檸檬の油絵展」を開催中です。
展示の油絵アートは、梶井基次郎の小説「檸檬」がテーマとなっています。
筆者の個人的な感想ですが、お店の一角に飾られた個性豊かな檸檬の油絵がかわいらしく帆微笑ましい・・・と思いきや、よく見ると意味深なタイトルで、2度興味をそそられます。
そして、昼と夜、光の加減で絵画の雰囲気がガラリと違うように見えるのも素敵です。
絵画の周りには、スズキミさんおすすめの画集やアートブックを積み上げたディスプレイ。小さな椅子も用意されているので、コーヒーを飲みながらくつろぐことも可能です。
一瞬、珈琲屋さんにいるのを忘れ、美術館でのんびりくつろいでいるような気分になれて、「アナザー・マルカワールド」へ招かれてしまいました。素敵な時間を楽しめました!
個展とのコラボ「レモンコーヒー」が登場!
個展とのコラボで、なんと、今だけスペシャルなコーヒーがいただけます。
筆者は、個展開催中限定の「レモンコーヒー」アイスを注文。エチオピアとコロンビアのブレンドにレモンをひとかけら。さっぱりすっきり美味しい!これはぜひ飲んでみてほしい1杯です。
他にもレモンをモチーフにした個展にちなんで、レモンを使ったお菓子や限定パッケージのドリップパック(コースター入り)も販売中です。
コーヒーとアートを一緒に楽しめる期間に足を運んでみては。6日まで開催中です!
スズキミ個展 本棚用 檸檬の油絵展
開催中〜9月6日(水)
土・日曜日:11:00〜18:00
平日:13:00〜18:00
9月5日(火)13:00〜17:00
◎ご来場の際には、ドリンクのワンオーダーをお願いいたします。
スズキミさんのInstagramはこちら→★
マルカコーヒーの1杯でハッピーに!
店内でコーヒーをいただくだけではなく、テイクアウトでも自宅でも楽しめるマルカコーヒー。オーナー加藤さんの明るくて素敵なお人柄に、リピーターさんは惹かれている様子が伺えました。筆者は個人的に、スイッチが入りそうな「月曜の朝マルカ」がお気に入りです♪
お店では、今後も不定期に作家さんの展示を企画しているとのこと。最新情報はSNSをチェックしてみてください。
珈琲好きの方や、オーナー加藤さんとお話してみたい方は、ぜひマルカコーヒーへお立ち寄りしてみてくださいね。