【知って損なし!】車が浸水したらどうする?大雨や台風時の対処法と注意点
全国的に梅雨入りしてきていますが、毎年この時期になると、テレビニュースで浸水被害を目にすることも多いのではないでしょうか?
最近は線状降水帯での大雨被害が、全国どこで発生するかわからない印象ですよね。
愛車が浸水被害にあったり、浸水被害にあった車を見たりした人は、浸水した車の対処法がわかるでしょうか?
どこに住んでいても浸水被害にあう可能性があるため、万が一の事態に備えて、浸水した車の対処法を知っておくことは非常に重要です。
この記事では、車系Instagramでフォロワー8,500人超え、ブログ「やっさん車好きの味方」を運営する現役整備士の私が、浸水した車の適切な処置方法や、自分で対処しない方が良い理由について詳しく解説します。
万が一の事態に備えた知識として得てもらえると思いますので、ぜひ参考にしてください。
大雨や台風で浸水した車の対処法
台風や大雨によって車が浸水してしまった場合、迅速かつ適切な対応が求められます。浸水が進むと、車の内部に重大なダメージを与えかねません。車が浸水した際の具体的な対処法は以下のとおりです。
- すぐにエンジンを切る
- 車から離れる
- 車の状態を確認する
以下で詳しく紹介します。
すぐにエンジンを切る
車が浸水してしまった場合、まずはエンジンをすぐに切ることが重要です。エンジンをかけたままにしてしまうと、電装系に水が入り、ショートする可能性があります。
また、エンジン内部にも水が入り込み、大きなダメージを受けかねません。エンジンの停止で、さらなる被害を防ぎましょう。
車から離れる
浸水した車からは速やかに離れてください!浸水が進むと、車内に水が侵入し、ドアが開かなくなる可能性があります。安全を確保するためにも、早めに車外へ避難することが大切です。
また、水位が急速に上昇する可能性があるため、できるだけ高い場所へ移動することを心がけましょう。
車の状態を確認する
安全な場所に避難でき浸水が落ち着いた後、車の状態を確認します。どの程度の浸水があったのか、車内の状況や外部の損傷はあるかなどをチェックすることが重要です。
写真を撮っておくと、後で保険会社へ報告したり、修理依頼したりする際に役立ちます。また、車内の荷物や重要な書類が浸水していないかも確認しましょう。
自分で対処しない方が良い理由
浸水した車の対処には、専門的な知識と技術が必要です。自分で対処しようとすると、思わぬリスクやさらなる被害を招く可能性があります。自分で対処しない方が良い理由は以下のとおりです。
- 電装系のリスク
- エンジンのダメージ
- 専門知識と装備の必要性
以下でそれぞれの理由を具体的に説明します。
電装系のリスク
車が浸水した場合、電装系に水が入っている可能性があります。自分で対処しようとすると、感電やショートのリスクが高まり危険です。
特にバッテリー周りや配線に触れると危険であるため、専門知識がない場合は無理に触らず、専門業者に任せましょう。
エンジンのダメージ
エンジン内部に水が入っている場合、自分でエンジンをかけたり、修理を試みたりすることは避けましょう。さらなるダメージを与える可能性があります。
エンジンが動かなくなると、修理費用が高額になりかねないため、専門業者に相談することが賢明な判断です。
エンジン内部の水分を適切に取り除くには、専用機材と専門知識が必要になります。
専門知識と装備の必要性
繰り返しになりますが、浸水した車の修理には、専門的な知識と適切な装備が必要です。自己流の修理は、問題を悪化させる可能性があります。
専門業者は、適切な方法で車を修理し、再び安全に運転できる状態に戻すことが可能です。特に電装系やエンジンの修理には、専門的な機材が不可欠であるため、無理せず専門業者に任せましょう。
浸水した車の処置方法
浸水した車を適切に処置するためには、専門業者や保険会社への連絡及び修理依頼が重要です。処置について具体的な内容を説明します。
専門業者に連絡する
浸水した車を見つけたら、すぐに専門の業者に連絡しましょう。車の状態を正確に伝え、適切な処置を依頼します。
専門業者による車の浸水被害を確認してもらい、必要なメンテナンスや修理の見積もりを教えてもらいましょう。
保険会社に連絡する
浸水被害があった場合、保険を適用できることがあります。保険会社に連絡し、必要な手続きを確認しましょう。
写真や状況説明が求められる場合があるため、被害確認の際に写真を撮って事前に準備しておくとスムーズです。
保険でカバーできる範囲や補償内容を確認し、必要な書類を揃えましょう。
車の修理を依頼する
専門業者に車の修理を依頼します。浸水した車の修理は、電装系やエンジンの状態を確認し、必要な修理を行うことが重要です。
修理が完了するまでの期間や費用についても、事前に確認しましょう。修理後のメンテナンスも欠かさず行い、安全な運転環境を維持しましょう。
まとめ
台風や大雨で車が浸水してしまった場合、適切な対処法を知っておくと円滑な対応が可能です。安全を確保し、速やかに専門業者に連絡することで、大切な車を守りましょう。
自分で対処するリスクを理解し、専門知識を持つ専門業者に任せることが、安全で確実な方法です。浸水被害にあわないことが一番ですが、万が一の場合にこの記事の内容が役立てば幸いです。