こんにちは。
温泉ジャーナリストの植竹深雪です。

日本有数の酸性泉で殺菌などの消毒作用が高く泉質主義を掲げていて、
恋の病以外どんな病にも効果アリとも長きに渡り言い伝えられている草津温泉。

人気温泉ランキングで上位常連で
古くからたくさんの人々の心と体を癒し続けている名湯です。

その草津温泉。

実は少し前から「裏草津」なるものが誕生し、
今注目を集めているということをご存知でしょうか？

裏草津とは？

草津のシンボル・湯畑から徒歩３分程の場所にある共同浴場地蔵の湯。
草津町は2018年から開発を進め、
2021年に地蔵の湯周辺のエリアに新しい遊び場が続々と誕生しました。

湯畑周辺を「表」とし、
地蔵の湯の周辺を「裏」と呼んで「裏草津」と名付けられたそうです。

もともとあった地蔵の湯も建て替えられ
足湯だけではなく顔湯も完成し、
漫画図書館やカフェなども続々オープンしています。

顔湯

地蔵源泉目の前に造られた顔湯は、裏草津に行ったらぜひ立ち寄ってみてほしいところ。
四角い箱が2つありますが、中をのぞくと下を地蔵源泉の温泉が流れていて。
温泉の湯気をお肌に浴びて、美肌効果が期待できます。ちなみに無料です。

地蔵の湯

以前からこの地にあった共同浴場「地蔵の湯」を改修し、貸切温泉施設「伝統湯地蔵」も完成しました。予約制ですが人気の地蔵の湯を貸し切りで使用できるとあって、すでに予約が難しい時間帯も。

観光客にも無料で解放している地蔵の湯の浴室は以前の姿のまま。

地元の方も多く利用している温泉ですので、温泉をいただくというもらい湯の精神にて温泉を楽しみましょう。

漫画堂とカフェ

地蔵の湯の横に新しく階段ができて、そこを進むと漫画堂とカフェが完成しました。

漫画堂はあだち充さんやちばてつやさん、故・赤塚不二夫さんなど、群馬出身や草津温泉にゆかりのある漫漫画家らの1万冊を超える漫画がずらりと並んでいます。

少し高いところにあり、景観が良いカフェ月の貌
お茶メニューだけではなく、季節のフルーツを使ったスムージーや軽食もありました。
新しくできた観光スポット、裏草津を眺めて楽しみながらほっこりするのによき場所だと思います。

裏草津では、このほか石灰石にペンキで好きな絵や文字を書いた後に温泉で磨くと酸性泉の温泉によって石自体が溶け、絵や文字の部分が浮かび上がるという体験をし、オリジナルのお土産を作ることができるという百年石別邸や、観光客が集中する湯畑周辺と違い「のんびり過ごす」をテーマに作られた高台広場など新スポットが続々と誕生しています。

これまでの草津温泉旅をは少し違う表情を持つ「裏草津」エリア。

ぜひ湯畑から少し歩いて散策をしてみてはいかがででしょうか？