温泉ジャーナリストの植竹深雪です。

すっかり秋めいてきた今日この頃。全国各地で、特に東北や信州ではちょうど紅葉が見頃を迎えたところが増えてきました。今年の紅葉は例年より少し遅かったものの、色づきが良くて美しい紅葉を愛でることができるとのこと。

西日本の紅葉の本番は来月中旬から12月上旬頃。まだまだこれからのところが多いので、紅葉と温泉をセットで楽しむ旅の計画はまだ間に合います。

そこで今回は、紅葉と温泉をセットで毎年楽しんでいる温泉ジャーナリストが実際に訪れてみて、温泉も紅葉もひたすら感動しきりだった穴場な紅葉絶景露天風呂を５つ厳選しご紹介します。

奥道後壱湯の守

愛媛県松山市にある奥道後壱湯の守。

ここは、道後温泉にほど近い石手川の渓谷に佇む温泉旅館です。こちらの露天風呂で楽しむことができる紅葉が圧巻で、思わず言葉を失うほど見事な紅葉露天風呂を存分に堪能することができるのが魅力的。

壱湯の守、実はロビーにて全長150メートルのガラス張りパノラマビューを介して大迫力で見える四季折々の絶景がまるでトリックアートのようで、近年写真映えするスポットとして人気を集めています。
行かれた際にはロビーにて素敵な写真を撮影してみてはいかがでしょうか？

【紅葉時期】11月下旬〜12月上旬頃

湯泉郷 温泉館 湯招花

佐賀県佐賀市、富士町嘉瀬川清流沿いに佇む熊の川温泉は、日本でも有数なラドン含有量を誇り、湯治の場として古から栄えてきた温泉です。

なかでも湯泉郷 温泉館 湯招花は、熊の川の自然に囲まれた露天風呂がかなり素敵で、毎分500リットルの湯量豊富な湯に浸かりつつ黄色や赤など色とりどりの美しい紅葉を愛でながらの湯浴みが叶います。

【紅葉時期】11月下旬〜12月上旬頃

九重星生ホテル 山恵の湯

大分県九重町にある、九重星生ホテル 山恵の湯。

ここは標高1120mの飯田高原にあり、露天風呂では九重の雄大で壮観な自然美を楽しみながら、硫黄泉、酸性緑礬泉、単純温泉、冷鉱泉の4種類の泉質を一度に楽しむことができます。

新緑や雪の季節も素敵ですが、やはり紅葉シーズンは格別の素晴らしさ。秋色の九重連山と鮮やかな紅葉の絶景にひたすら感動しながら、よき湯を露天風呂で堪能できます。

【紅葉時期　10月下旬〜11月上旬頃】

黒川温泉 旅館 山河

熊本県小国町、黒川温泉の中でも温泉街から少し離れたところにある旅館 山河。

広大な落葉樹林の中に佇んでいる湯宿で、広くて開放感がある露天風呂では秋は色鮮やかで見ごたえがある紅葉と、効能豊かな美肌美人の湯をあますことなく堪能できる環境が魅力的です。

旅館山河には、3000坪の敷地内に趣が異なる温泉が7つ（うち1つは男湯）があり

季節の絶景と共に館内を湯めぐりしながら三大美人の湯を制覇しつつ、お肌とからだを整えることができます。

【紅葉時期　10月後半〜11月上旬頃】

旅行人山荘

鹿児島県霧島温泉にある、旅行人山荘。

ここは約5万坪の自然林に囲まれ、標高700mの小高い丘に立つ湯宿で、季節の絶景露天風呂がとても素晴らしく人気を集めています。
また季節の絶景と合わせて硫黄泉と単純温泉の２つの泉質の湯に入ることができ、温泉の種類も豊富。

なかでも貸切風呂の「もみじの湯」と「赤松の湯」は、色とりどりの紅葉を楽しみつつ、極上のにごり湯を湯浴みするひと時がまさに眼服至福です。

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