【1年のガーデニング活動の締めくくりに】お正月用 短時間で作れるシンプルでおしゃれな寄せ植え
2023年もあと数日になりました。園芸店ではお正月用に華やかなシクラメン、シンビジウムなどが販売されていますね。お正月用に赤い実がなる千両、万両やスイセン、ハボタンもたくさん並んでいます。
今年の冬はハボタンのリースを作って玄関(外)に置きました。室内にも何か寄せ植えを置きたくて、場所をとらないシンプルな寄せ植えを作ってみましたのでご紹介します。
縁起が良いと言われる花材を用意
お正月用の苗が揃っている時期なので、小さめの苗で揃えました。
- 松 盆栽や生け花にもよく使われています。常緑樹。『松竹梅』の松。
- 南天 『難を転ずる』に通じるとのこと。
- 十両 赤い実がなる万両、千両、十両は縁起もの。十両はヤブコウジのことです。
- ハボタン 花言葉も良く、お正月用によく使われる花材
- ハイゴケ 寄せ植えの土の表面を覆うために購入
これらの植物、すべて寒さに強いので玄関先に置いても大丈夫、室内に置いてもすぐに元気がなくなるということもありません。
ヤブコウジは江戸時代から愛された常緑低木で夏に白やピンクの花を咲かせます。斑入り葉の品種もあります。
寄せ植え
ビニールポットを外してみたところです。4号鉢程度(直径11センチ)の大きさのため、このまま植え込むことができませんね。
画像のように土を外していきます。植物によって、根を触ると痛みが出たり、枯れる原因になるものもありますが、今回は寄せ植え後も経過順調です。必要以上に根を切ることはしていません。
ハボタンは『白い花』に見えるように下葉を取り除きました。
寄せ植えの形
器の幅に合わせて、長方形になる感じで植えました。植え付けたら、一旦お水をあげて鉢の中の土を馴染ませます。その後、鉢の中央が高くなるように盛り土をし、その上にハイゴケを敷きます。
苔は乾きやすいので、毎日、霧吹きで水をかけます。暖房が効いた室内は乾きやすいので注意してください。
お正月用に松や赤い実の盆栽仕立て、寄せ植えなどが販売されていますが、自分でも短時間でささっと作ることができます。
寄せ植え作成後のあまった苔
余ってしまったハイゴケを育てます。
苔は苔玉作りに使ったり、着生植物を着生させる際に使ったり、用途はいろいろあります。右側のガラス容器はホソバオキナゴケで、シダや苔のテラリウムを作った時に余ったものを育てています。グリーンが美しいので鑑賞、インテリアにも。
ガラスの容器はダイソーで購入。容器にハイドロカルチャー※用の植え込み材を入れています。※ハイドロカルチャーは水耕栽培のことで、土は使わずゼオライトや高温焼成した粘土を敷き、底に水をためて植物を育てます。