仙台 過去最も早く桜開花 ところがあす29日(日)は真冬並みの寒さに
きょう3月28日(土)に仙台管区気象台で桜の開花が発表されました。
これまでで最も早く咲いた記録は2002年の3月29日でしたが、今年はそれを抜いて過去最も早い開花の記録ということになります。
これはひとえに今年の大暖冬が原因です。
ソメイヨシノは、単に暖かいだけでなく秋~冬にある程度の寒さがないと花芽が順調に生長しないのですが、今年の仙台は、暖冬とは言え桜にとっては十分に寒く、その後は生長するには十分暖かいという好条件だったようです。
ところがあす29日(日)は一転して真冬並みの寒さになりそうです。
きょうより10℃低くなる所も
寒さの原因の一つが低気圧です。あすにかけて低気圧が本州の南岸を東へ進んできます。いわゆる南岸低気圧と呼ばれるものです。
同時に日本海には高気圧が進んできますが、今週暖かさをもたらした高気圧とは異なり、この高気圧は冷たい空気を持っています。
この高気圧から低気圧に向かって冷たい空気が送り込まれ、しかも低気圧の影響で日差しもないため、あすは気温が上がりません。
あすの宮城県内の気温は昼間でも5℃前後と、場所によってはきょうより10℃も低くなる所もありそうです。
今週は平年より気温の高い日が続いていただけに体に堪える寒さになりそうです。暖かくしてお過ごしください。
県南・西部は雪の可能性も
そうして冷たい空気が流れ込む所に、低気圧による雲がかかります。
宮城県においては、今夜日付が変わる頃から天気が崩れ始め、しかも気温が低いため雪の降る所がありそうです。
低気圧は比較的宮城から南に離れた所を通りそうですが、西部や県南では夕方にかけて湿った雪が降り、多少積もる可能性もあります。
既にノーマルタイヤに替えている方は、路面の状況に十分ご注意ください。