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キム・ヨナにも勝った!!メガネ先輩と韓国カーリング娘たちはその後どうしているのか?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
メガネ先輩ことキム・ウンジョン(写真:ロイター/アフロ)

平昌五輪閉幕から1カ月が経ったが、今でも何かと話題になるカーリング人気。

例えば、今月21日に日本の女子カーリング史上初めて銅メダルを獲得した『ロコ・ソラーレ北見』が地元の北海道北見市で行った街頭パレードには、約1万2000人が詰めかけたという。

また、3月17日から25日までカナダで行われたカーリング世界選手権の際も、日本女子代表として出場したチーム富士急の試合結果が連日メディアで報じられていた。

「そだねー」商標出願騒動なども併せて、日本では依然として「カーリング」がホットキーワードであるが、韓国でもカーリング人気は続いている。

平昌五輪の準決勝で日本を破って銀メダルを獲得した女子韓国代表は、世界選手権でもメディアに追いかけられていたし(結果的には5位で終わった)、最近はテレビ番組や各企業のCMのオファーも殺到している。

彼女たちが出演したロボット掃除機のCM動画は、YouTubeの再生回数が一日で35万回を突破。その後も再生回数は伸び続けており、公開から10日後の26日時点で、290万回を超えている。

また、平昌パラリンピック開幕式で聖火の最終点火者も務めた“メガネ先輩”ことキム・ウンジョンなどは、過去にSNSに掲載したオフショットなども話題になっており、まさにアイドル並みの人気を集めている状況だ。

(参考記事:メガネを外した“メガネ先輩”が超かわいい!! 韓国カーリング女子キム・ウンジョンのSNSがスゴい!!

そんな中で最近、興味深いアンケート結果が発表された。

韓国のスポーツ紙『スポーツ東亜』が創刊10周年を記念して行った「韓国スポーツ界の最高の人気スターは?」というアンケート調査がそれだ。

日本でも知られる超有名アスリートを抑える

このアンケートは、韓国のスポーツ専門家100人(野球20人、サッカー20人、バスケ15人、バレーボール15人、ゴルフ10人、スポーツ一般20人)を対象に行われた。

その中には、サッカー韓国代表のシン・テヨン監督や野球韓国代表のソン・ドンヨル監督をはじめ各種目の代表監督も名を連ねており、各協会・団体の幹部や現役代表選手たちもアンケートに応じている。

野球ではイ・スンヨプにイ・デホ、サッカーではホン・ミョンボにファン・ソンホンなど、かつて日本でその名を轟かせたスターたちも投票しているのだが、このアンケートで女子カーリング代表が、並みいる有名アスリートを抑えて2位(13票)に入ったのだ。

しかも、彼女たちの下位の顔ぶれを見ると、日本でも知られる超有名アスリートばかり。

6位(4票)に入ったのは、韓国で数々のCMにも出演している女子バレーボール韓国代表の“長身女神”キム・ヨンギョン

5位(5票)は、最近、男子テニスの世界ランキングで日本の錦織圭を抑えてアジア人トップとなる23位に入ったチョン・ヒョンだ。

また、かつて日本の千葉ロッテ、読売ジャイアンツ、オリックス・バファローズでも活躍した、元プロ野球選手で現在KBOリーグの広報大使を務めるイ・スンヨプが4位(7票)に入っている。

女子カーリング代表に1票届かず12票で3位に入ったのは、韓国の“フィギュア女王”キム・ヨナだ。

キム・ヨナといえば、選手時代の実績(バンクーバー五輪・金、ソチ五輪・銀)はもちろん、平昌五輪では招致段階から大会に貢献。開幕式では聖火の最終点火者を務めるなど、最近さらにその存在感を高めている。広告業界でも、約10社の広告モデルを務めるなど影響力は絶大だ。

(参考記事:【最新グラビア】韓国の“フィギュア女王”キム・ヨナ、大人の色気漂う美ボディを披露

実際に『スポーツ東亜』が今回のアンケートとは別に実施した「専門家100人が選ぶ韓国スポーツ界でもっとも影響力のある人物」というアンケートでは、キム・ヨナが堂々の1位に輝いているほどである。

そんな面々を抑えて女子カーリング代表が2位に入ったのだから、その人気ぶりには驚かされる。これまで韓国でカーリングがマイナー種目の一つに過ぎなかったことを考えると、平昌五輪での活躍が、いかに大きなインパクトを残したかが伝わってくる。

(参考記事:「メガネ先輩vs藤澤五月を映画にすべき」日本とは似て異なる“韓国のカーリング旋風”

1位はサッカー韓国代表のエース

ちなみに、女子カーリング代表を抑えて1位(44票)に輝いたのは、サッカー韓国代表のソン・フンミン。

今月27日まで韓国代表が行った欧州遠征でも主軸として活躍しており、6月に行われるロシア・ワールドカップでは文字通りエースとしてその活躍が期待されている。

今回のアンケートの回答でもソン・フンミンに対して、「全年齢層のスポーツファンたちに強烈な印象を残している」「実力と潜在能力、スター性をすべて備えている」といった声が挙がっていた。

そんな韓国サッカー界を代表するスーパースターには及ばなかったが、それでも今回、女子カーリング代表が同アンケートで2位に入ったことは、韓国のカーリング人気を改めて証明したといえるだろう。

平昌五輪、世界選手権とビッグイベントが終わったが、今後も韓国でカーリング人気が続くか注目したい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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