中古iPhoneをフリマやネットオークションで買ってはいけない理由
iPhoneを中古で購入すること自体には賛成です。実際、私も中古のiPhoneを購入して使用していて、非常に満足しています。
私の手持ちのガジェット事情としても「iPhoneは型落ちで安い中古品にしつつ、その代わりiPad miniだけは常に最新モデルを手に入れる」という運用方針なのです。
ですが「どこで買うか」はきちんと吟味するべきです。特に、企業が運営している販売サイトを使わず、フリマやネットオークションを利用して個人の方から購入しようとするのは、控えたほうが懸命だといえるでしょう。
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個人の方からの中古iPhone購入をおすすめしない理由
メルカリなどのフリーマーケットサイトや、ヤフオクなどのネットオークションなどを通じて、中古のiPhoneを安く購入することはできます。
ですが個人からの購入には様々なリスクが伴います。個人からの購入を私がおすすめしない理由をお話ししましょう。
1. 偽物や改造品のリスク
個人販売者からの購入では、iPhoneが本物であるか、正規品であるかを確認するのが難しいのが実情です。
偽物や非正規の製品が出回っていうことがあります。見た目には正規品と区別がつかない場合があり、写真だけで判断するのは難しいかもしれません。
2. 不良品や欠陥品のリスク
販売されているiPhoneの状態を詳細に確認するのが難しいのも課題です。
不都合な事実を出品者が意図的に隠す場合もあれば、出品者がiPhoneに詳しくないために見過ごされてしまうケースもありえます。
過去にどのような使われ方をしたのかをきちんと把握できないのが、大きなリスクです。あるいは、都合が悪い事実を隠されてしまう可能性も考えられます。
「過去に液晶を割ってしまったことがあって、非正規のiPhone修理店で直してもらった経緯がある」
「水没したことがあるけど、自然乾燥にて復活した」
「傷はあるけれど、明示するほどの大きさではないので不要だと思った」
「汚れている箇所が見えないようなアングルで写真が撮られている」
「きちんと初期化されていなかった」
などなど。
こうした隠された事実が原因で、購入後の故障やトラブルのタネになる可能性が考えられます。
3. サポートと保証の欠如
個人販売者から購入した場合、購入後のサポートや保証を受けることができない可能性が考えられます。
企業が運営している中古販売サイトであれば、それが仮に中古品であったとしても、購入後に不具合が見つかれば返品・交換を受け付けてくれるところがほとんどです。
ですが個人の場合は返品を受け付けてくれないどころか、連絡が取れなくなったりするケースも少なくありません。修理費用を実費負担しなければならなかったり、泣き寝入りとなる可能性も考慮にいれる必要があるでしょう。
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企業が相手なら安心
販売元が企業であれば安心です。知識のあるスタッフ・品質の管理・安心の保証が整っていれば、大きなトラブルに発展するリスクは少ないでしょう。
仮に購入した商品に問題があったとしても、それを販売している相手とコミュニケーションが取れますから、対応の方法はいくらでも考えられます。
商売の基本は身元の保証。何を買うかの前に、誰から買うかを検討しましょう。