【京都府長岡京市】日本一元気な商店街へ! 国際大会準優勝の実力派理容師が静かな街で抱く大きな野望!
長岡天神のお膝元、セブン商店街の真ん中あたり、セブンストリートラボとセブンイレブンの間の路地を突き当たったところに「カットサロンホーク」があります。店主であり、セブン商店会の副会長でもある河村宏さんに、地域活性化への思いを聞くため、2022年9月8日に訪れました。
カッコいい看板をくぐると、中はラウンジかと思わせるほど広々としています。玄関を入るとすぐ傍らにマリオの敵キャラクターパックンフラワーの手作り人形が飾ってあります。出迎えてくれた河村副会長によると、「3年前の商店街ハロウィンパレードの時に手作りしたもの」だそうです。
商店街愛半端ないですね。と尋ねると、「役員になる前から商店街大好きなんですよ! なんとか盛り上げたいなと思って。商店会の副会長になってからも、もっとフレンドリーな商店会や和気あいあいとしたふれあいのある商店街にしたくって頑張ってます。」と河村さん。
元々は、大阪の泉南や鶴見緑地で理容師として働いていた河村さんがこの地にやって来たのが23歳の時でした。52年前から続く理髪店「富士」で18年間勤め上げ、平成27年(2015年)に店を引き継いで以来、理容「カットサロンホーク」として経営してきました。そうなんです、店舗名には先代の店の名残が残されています。
本人は「昔のことだから自慢とかしたくないんですよ」と人に話されてないそうなのですが、誇らしい話題なのであえて暴露します。実は河村さんは、かつて、理容師の国際大会で準優勝したのを始め、国内の大会で優勝を総なめにした実力派です。店の奥には当時のトロフィーがずらりと眠っていました。
コロナ禍では、常連さんの支えでやってはこれたものの、カットに来る周期が伸びたり、バスを乗り継いできてくれていたお客さんが来なくなったりと、やはり打撃を受けてきたと言います。ちなみに筆者もカットしてもらったんですが、ここの自動洗髪機は毛穴に刺激が行き届くような快感で、むっちゃ気持ち良いです。
現在美容師の免許も取得するべく勉強中で、「美容理容の融合した新しい形態を築くため、店舗の改装なども検討中です」という河村さん。「決して時間も経営も余裕があるわけではないけれど、商店会活動が好きで頑張ってきました。活動を続けるためにも自分自身の土台をしっかり見直す時期だと思っています」と話します。
「趣味はないんですよね。商店会活動が趣味かな。仲間同士の交流が好き。人と人との小さな繋がりが大きな地域の発展になると思うんです。今後は自治会と商店会がもっと協力したり、地域と一体になった商店街創りが必要ですね」と力強く語ってくださいました。
「カットサロンホーク」(外部リンク)長岡京市長岡1丁目2-10 075-954-9309