創業72年の歴史と伝統を誇る伝説の名店を継承〈久留米大砲ラーメンのルーツでもある老舗ラーメン店〉
久留米ラーメンの老舗の名店「久留米大砲ラーメン」のルーツでもある伝説のお店は、1952年(昭和27年)の創業で、72年の歴史ある老舗店。2006年(平成18年)に一度閉店し、その後、新生「青陽軒」として2009(平成21年)に復活を遂げ、今現在は福岡県の久留米市を中心に7店舗を展開している人気店〈久留米ラーメン清陽軒〉。
ららぽーと福岡のフードコートの「清陽軒」
福岡県福岡市博多区の那珂。博多の豚骨ラーメンの激戦区でもあるこのエリアで、唯一久留米のラーメンが食べられる場所がある。それが、もともとは福岡市の青果市場のあった広大な敷地に2022年に開業した「ららぽーと福岡」で、そのテナントとして開業当初からフードコートに入っている〈久留米ラーメン清陽軒ららぽーと福岡店〉へ今回訪れてみた。
フードコート内でも行列の絶えない人気店
近場なのでよく訪れる場所ではあるものの、ラーメンに限っては歩いて5分ほどの立地に、福岡・博多の豚骨ラーメンの名店「達磨ラーメン」や「元祖赤のれん雄ちゃんラーメン」「博多一心亭」があるため、日頃はフードコートに入っているお店を利用することはあまりない。ただ、この日は、たまたま「ららぽーと福岡」でのお買い物の予定があり訪問。しかも外は雨模様。連れとともにフードコート内で食事を済ませることにした。
時刻は12時少し前。お昼のピークタイムながら平日ということもあり先客が少ないことを期待しつつ店先へ向かうと10名ほどの若干の列。前回は30名ほどの行列で待つこと20分ほどで順番が来たので、余裕で待てる範囲内だと判断し最後列へ大人しく並んだ。予想通り、さほど待たされることもなく5分ほどでハイテク券売機の前へ進むことができた。
味玉ラーメン+1番セット(焼きめし)
ハイテク券売機には、まったく馴れずドギマギしながら最上段左上の「味玉ラーメン+1番セット(久留米焼きめし)」を発券。ららぽーと福岡店お薦めであり、前回食べて美味しかった「味玉ラーメン」と、行列の目の前で全自動調理器によって炒められる「久留米焼きめし」のコンビにしてみた。
スタッフさんが発券番号を確認してから待つこと5分ほど。受取口で、トレーに乗せられた「味玉ラーメン」と「久留米焼きめし」を受け取り、事前に確保していたテーブル席へ自ら配膳しホッとひと息。
フードコートで味わう一杯なので、それなりのものを想像しがちだけど、あっさりとした味わいながらコク深く脂感も程よい美味しい逸品。麺も細めのストレート麺になっていて、博多ラーメンのようにサラッといただける。
一般的な久留米ラーメンの濃厚な個性よりも、老若男女の誰もが好んで食べられる豚骨ラーメンといった一杯。もっと製品っぽさがあるのかと思っていたけれど、フードコートでこれだけ美味しくいただけるのは本当にありがたい。
セットの全自動で作られた「久留米焼きめし」は、色鮮やかでパラパラ食感の一品。やや薄めの味付けだったのでスープと一緒に味わうとちょうどいい感じに。ごちそうさまでした。
現在7店舗ある「久留米ラーメン清陽軒」
現在、福岡県内に7店舗を展開している「清陽軒」。福岡県久留米市の諏訪野町に「久留米ラーメン清陽軒諏訪野町本店」、久留米市日吉町の「清陽軒文化街店」、久留米市善導寺町の「清陽軒善導寺店」、久留米市東町の「清陽軒西鉄久留米駅店」、福岡県小郡市の「清陽軒小郡店」、福岡県柳川市の「清陽軒ゆめモール柳川店」、福岡市博多区那珂の「清陽軒ららぽーと福岡店」。お近くの店舗へぜひお立ち寄りください。
久留米ラーメン清陽軒ららぽーと福岡店
住所 :福岡県福岡市博多区那珂6-23-1[地図]
営業時間:11時00分~22時00分(L.O.21時30分)
定休日 :ららぽーと福岡の休館日に準じる
駐車場 :ららぽーと福岡専用駐車場
要確認 :久留米ラーメン清陽軒(※インスタグラム)