【宗像市】スポーツ感覚でビーチクリーン♫ゴミと向き合う高校生の本気度を見た!「スポGOMI甲子園」
9月2日(土)「北斗の水くみ海浜公園」において『スポGOMI甲子園2023 福岡県大会』が開催されました。
「スポGOMI甲子園」は全国の高校生を対象にゴミ拾いの日本一を決めるというものです。
3人1組のチームを作り制限時間60分以内に、決められたエリア内でゴミを拾い、その質と量を競い合います。
参加した高校生は「スポGOMI甲子園」についての意義や目的をしっかりと理解し、チームワーク良くアイデアを駆使して真剣に取り組んでいました。
◇「スポGOMI甲子園」について
「スポGOMI甲子園」とは、正式名称を「海と日本プロジェクト スポGOMI甲子園」といい、日本財団 海と日本プロジェクトの一環としておこなわれているものです。
*全国の高校生が対象で3名1チームとする
*競技時間60分で決められた競技エリア内のゴミ拾いをする
*拾い集めたゴミの質と量で競い合う
これらのルールで競技し、県ごとにおこなわれる大会で優勝したチームは、東京で開催される全国大会に招待されます。
競技の前後もしっかりと手順を守って参加します。
日本財団や環境省が中心となって「海ごみゼロ」を呼びかけ、オールジャパンで推進するプロジェクトの一環として「スポGOMI甲子園」はあります。
◇「スポGOMI甲子園」開始
10時から始まった開会式では、主催者挨拶のあと選手宣誓をします。
一同気持ちをそろえてシュプレヒコールをあげ、競技開始です。
天が味方をしたのか、空一面に雲がひろがり、直射日光を浴びずにすみそうです。
チームとなった3人は、それぞれにアイデアを持ち寄り、作戦を立てて行動にうつします。
こちらは東海大学付属福岡高校の選手で、背中のバスケットはチーム外の友人のアイデアを取り入れたものだそうで、1つでもゴミを減らしてできれば何か賞が取れればうれしいと話してくれました。
ゴミ拾いの効果をあげるためのオリジナルアイテムも賞の対象になるので、みんな工夫をこらしているようです。
競技エリアは広範囲なので、手分けして探す必要があります。
大物を見つけたチーム。
砂に深くうもれた対象物を掘りだすのに余念がありません。
競技エリアとなっている海岸は砂浜だけではなく、大小の石を踏みしめながらの移動が多く、体力を必要とします。
そんな中、競技をがんばる宗像高校の男子チームのひとりは「全国大会出場を目標にがんばる!」と、元気よく意気込みを語ってくれました。
拾ったゴミは思いのほか重たくて、運ぶのが大変と話をしながら歩く選手もいます。
競技は後半戦となり、見落としたゴミはないか確認作業にはいっています。
大物のゴミを狙って掘りおこしていたチームは、ほかのチームメンバーも手伝って、海水に足をつけながら頑張っていました。
制限時間終了間近を知らせるアナウンスがあり、それぞれゴミのはいった袋をもって、大会本部前に集合です。
天候はくずれることもなく、炎天に見舞われることもなく、無事時終了をむかえようとしています。
ごみの分別と計量
拾い集めたゴミは
*タバコの吸いがら
*空き缶・ペットボトルなどの資源ごみ
*燃えるゴミ
*燃えないゴミ
などに分別し、計量して種類ごとにポイントを獲得し、その合計ポイントで勝者が決まります。
結果発表
獲得ポイントにより、順位が決まります。
今回参加した高校生のチームは22チーム(66人)で、それぞれ全力を出し切リました。
優劣つけがたいところですが、ルールにのっとって結果発表です。
*1位から3位
*オリジナルアイテム賞
*マイクロプラスチック賞
*シャボン玉賞
が発表され1位優勝のチームには賞状と賞品が、そのほかは賞品が授与されました。
優勝したチームは11月12日(日)全国大会決勝戦にいどみます。
宗像市で福岡県大会は4回開催されていて、宗像市内の高校生を中心に多くの若者がつどい、海の豊かさを守る取り組みに参加しました。
今後も「スポGOMI甲子園」を通して、海の環境問題や生態系に目を向け、社会全体が意識を高めて行ければと思います。
高校生たちの競技に対する本気度のたかさに、心打たれながら取材を終えました。
競技終了後、オフィシャル衛生パートナーである「シャボン玉石けん」が考案・制作した手洗いソングが元になった「手あらいダンス」を全員で披露して、この日の予定はすべて終了です。
高校生の皆さん、そしてスタッフの方々、お疲れ様でした。
◇「スポGOMI甲子園」について
主催/一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション
共催/日本財団 海と日本プロジェクト
問い合せ/RKB毎日放送内 スポGOMI甲子園事務局