【浅草橋】食べ進めるたびに増す旨味、余韻まで感動の一杯!日本の最高峰の塩ラーメンがココにあり!
どうも、奈良から全国のラーメンを食べ歩くTAR-KUNです。
年間多くの地域へ足を運び多くのラーメンを毎年食べていますが、今年食べてその味に感銘を受けたお店があります。
お店の名前は【饗 くろ㐂】
2011年6月に秋葉原駅からもほど近い神田和泉町で創業して以来、その味に魅せられる人が多く、毎日行列が絶えない名店です。
大将である黒木直人さんの実家は魚屋で、赤坂の料亭で料理の基礎を学び、その後イタリア料理で料理の幅を広げ、外食企業の総料理長としてさまざまな業態の立ち上げや地方活性の料理、国際会議の料理監修などを手掛けた輝かしい経歴の持ち主。
私も数年前に訪れた事があり、そのときには看板メニューである『塩そば』を頂きました。
そんな【饗 くろ㐂】さんが2023年10月29日に浅草橋駅近くへ移転されたので、久しぶりに味わって来ました。
平日の朝10時過ぎにお店へ到着すると誰もまだ並んでおらず、10時半頃になると先に券売機へ案内され、食券を買うようにと促されました。この時間になると、待ちは7人ほどになっていました。
目を引くのは展示されたラーメン丼の数々。なんと、コチラは店主が自ら集められたコレクションだそう。
スタイリッシュなカウンターのみの店内。
オープンキッチンでご主人の醸し出す雰囲気からも、旨い料理を提供してくれそうな感じがします。
店内にも丼が飾られていて、さらに年期の入った製麺機などが展示されていて、これも店主のコレクションらしいので驚きです。
◆塩そば
まず、見ためからもくろ㐂さんのラーメンだと一目でわかる個性。貫禄さえ感じます。
麺は細麺か手揉み麺から選ぶことができます。
手揉み麺をチョイスしましたが、モチモチ感とフワッとした食感を兼ね備え、手揉みのイレギュラーな啜り心地も楽しく、のど越しも見事で素晴らしい自家製麺。
出汁には地鶏や鴨、豚や魚介、昆布、香味野菜など食材を幾重にも重ねた事が伝わる繊細かつ味わい深さがあり、1口目より食べ進める毎にこのラーメンの凄さが伝わります。
突出した食材よりも食材の旨味の重ね方と塩ダレの旨さも光り、恐らく塩も何種類かブレンドされたであろう口当たりの良さとカドのないまろやかさも魅力。
この塩ラーメン、素晴らしすぎる…。
ネギの上に乗せられた生姜ねぎ餡を崩すと、またガラッとラーメンの印象が変わります。
トッピングのチャーシューは3種類入っていて、一つ一つが手が込んでいて良質なのが伝わります。
トマトや生姜がよい口休めとなり、スープの魅力を更に楽しめるのも特徴。
余韻まで素晴らしく、まさに料理としてのラーメンだと感じさせてくれる、楽しさと驚きのある唯一無二のラーメン。
季節ごとの限定麺などにも積極的に取り組まれているそうです。
饗くろ㐂は“上質・本物”をコンセプトに掲げられており、その言葉が合う素晴らしいラーメンと出合えました。
ぜひ一度、味わってみてください。