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首位KIAが最下位キウムに3連敗目前でひっくり返す 9回2死の連続弾で逆転勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
9回連続弾のキム・ソンビンとピョン・ウヒョク(写真:KIAタイガース)

28日のKBOリーグは4試合が17時開始、コチョクスカイドームのキウムヒーローズ-KIAタイガースのみ14時開始で行われた。

首位KIA相手に連勝中のキウムは1回裏、3番ソン・ソンムンが6試合連続打点となる適時打で先制。4回までに3点を挙げたキウムが3-0とリードした。

キウムの先発エマヌエル・デ・ヘススは7回無失点と好投。8、9回をリリーフ陣に託した。

追うKIAは8回表、2番チェ・ウォンジュンが8号2ランを放ち1点差に迫るも、9回は二者が倒れ、3試合連続の1点差負けまであとアウト1つとなった。

この場面でKIAは6番キム・ソンビンが初球をレフトスタンドに運ぶ特大の8号ソロで3-3の同点に。さらに続く7番ピョン・ウヒョクも初球を左中間スタンドに叩き込む2号ソロで、KIAが勝ち越しに成功した。

逆転されたキウムは9回裏、KIAの4番手イム・ギヨンに三者凡退でゲームセット。KIAが4-3で勝利し、同一カード3連敗を免れた。KIAは60勝一番乗り。

映像:KIAの9回表の2発(KBO公式YouTubeチャンネル)

◆「4試合連続決勝打ならず」

前のカードから3連勝のキウムはいずれも3番ソン・ソンムンが決勝打。この日も先制打を放ち、逃げ切り勝ちすれば4試合続けてのV打となるところだったが、4連勝とはならなかった。

◇7月28日(日)の結果

・LG 6 - 9 ハンファ(チャムシル)

 勝:パク サンウォン

 敗:チェ ウォンテ

・キウム 3 - 4 KIA(コチョク)

 勝:イム ギヨン

 敗:キム ソンミン

・SSG 3 - 0 トゥサン(インチョン)

 勝:ソン ヨンジン

 敗:チェ ジュンホ

・サムスン 3 - 4 KT(テグ)

 勝:キム ミン

 敗:キム ジェユン

・NC 6 - 10 ロッテ(チャンウォン)

 勝:キム ウォンジュン

 敗:イ ヨンチャン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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