【京都市】6月に絶対食べたい!京都の夏の風物詩『水無月』3選
京都生まれ京都育ち、生粋の京都人みやこです。京都では6月に「夏越の祓(なごしのはらえ)」という神事が行われ、この神事に合わせた6月30日に三角形の和菓子「水無月」をいただきます。京都の人たちにとって水無月を食べる季節がやって来ると夏の訪れを感じます。京都人が愛してやまない「水無月」は、お店ごとに個性豊かでいろいろ食べ比べしてみるのも楽しいですよ。
吉田山近くの和菓子店『柏家宏之菓舗』
京都市バス「浄土寺」バス停から徒歩5分、吉田山の近く神楽山通り沿いにある『柏家宏之菓舗』。
こちらのお店では、オーソドックスな「白」と「抹茶」2種類の水無月が販売されています。
甘さは控えめでしつこくなく、小豆の量は少し控えめですが、外郎はしっかりとした厚みがあります。硬すぎず柔らかすぎず、程よい弾力で口溶けも良く、とても美味しい水無月でした。色々な老舗の和菓子屋さんの水無月を食べてきましたが、こちらの水無月も十分おすすめできる一品です。
柏家宏之菓舗
〒606-8311
京都市左京区吉田神楽岡町60
075-771-6529
営業時間:9:00~18:00
定休日:日曜日、月曜日
創業267年、老舗京和菓子『京菓子司 俵屋吉富』
宝暦5年(1755年)創業の老舗和菓子店『京菓子司 俵屋吉富(たわらやよしとみ)』江戸時代の中頃の創業、室町通に本店があります。
『俵屋吉富』さんでは定番の白と黒の2種類の水無月を販売されています。
口に入れた瞬間、小豆の汁が溢れ口中に小豆の甘さが広がります。今まで食べた水無月の中では、最も小豆の味わいがしっかりとしています。それでいて外郎の甘みは控えめで後味はすっきり。控えめに言って美味しいです。
京菓子司 俵屋吉富
京都市上京区室町通上立売上る室町頭町285-1
TEL: 075-432-2211(代)
営業時間:AM8:00~PM4:00
駐車場:本店向い お客様駐車場(1台)
定休日:毎週 日曜日・水曜日
予約必須!老舗和菓子店『御菓子司 中村軒』
明治16年(1883年)創業の老舗和菓子店『御菓子司 中村軒』桂川沿いにお店があります。近くには専用駐車場もたくさんありますので、車で訪れる場合にも便利ですよ。
オーソドックスな「白」、「黒糖」、「抹茶」の3種類。「白」と「黒糖」は外郎の上に小豆が、「抹茶」には青えんどう豆の自家製濡れ納豆が敷き詰められています。
外郎にもほのかな甘みがあり、小豆は粒も大きくしっかりとした甘みがあります。プルプルの外郎と小豆とのバランスは抜群です。水無月は毎年定番で決まったお店で購入される方も多いと思います。でも食べ比べてみるとお店ごとに全然味や食感が違います。老舗和菓子店の水無月もおすすめですよ。
御菓子司 中村軒
京都府京都市西京区桂浅原町61
075-381-2650
定休日:毎週水曜(祝日は営業)
【関連記事】
【京都市 左京区】夏越の祓 柏家宏之菓舗で味わう京都の風物詩『水無月』