吉田麻也率いるLAギャラクシーが、西地区王者に!
現地時間11月末日、LAギャラクシーのホーム、ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークには26,327人のファンで埋まった。その満員のスタディアムで、吉田麻也率いるギャラクシーが1-0でシアトル・サウンダーズを下し、MLS(メジャー・リーグ・サッカー)西地区を制した。
同チームが西の王者となるのは1996年、1999年、2001年、2002年、2005年、2009年、2011年、2012年、2014年と合わせて10度目である。
キックオフからがっぷり4つに組んだゲームが続く。試合終了の5分前、ギャラクシーの背番号10、リキ・プッチからのスルーパスを25歳のセルビア人ストライカー、デヤン・ヨヴェリッチがゴール。
2014年シーズン以来初めてとなるMLSファイナル進出を決めた。昨シーズン8勝14敗12分で、同14チーム中13位に終わったギャラクシーが、見事に生まれ変わったのだ。
とはいえ、10年もかかってしまった。
ギャラクシーはプレイオフの戦績を50勝24敗7敗とした。また、西地区決勝の通算25試合では、15勝8敗2分と成績を伸ばした。ホームで行われたポストシーズン通算39試合では、34勝4敗1分だ。
2024年シーズン中にディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークで行われた全20試合で、ギャラクシーは16勝0敗4分。無敗記録を更新してきた。 ホームでの16勝は、シーズン内同一会場での最多勝利数(レギュラーシーズンとプレイオフ)としてMLS史上4位タイとなった。
試合後、グレッグ・ヴァニー監督は語った。
「後半は時々焦っているように感じたが、ボールを奪ってからの繋ぎと、守備に時間をとられたから。なので、正しいテンポを見つけてゲームをコントロールし続けよう。建て直そう、と指示した。メッセージを伝え、選手たちに同じことを理解させようと努めたよ。こういったゲームでは、すぐに得点を挙げねばと感じてしまうことがあるからね。ゴールを決めた時は安堵したが、気持ちも切り替わった。
起こり得るすべての事柄、変化、人員、形状、あるいは試合を見極めるためにすべきことを全部考えた。選手たちが今夜、西地区王者のトロフィーを掲げたことにとても興奮している。
しかし、我々の最終目標は、あくまでもMLSチャンピオン。試合は1 週間先。一つの試合が終わると、次への不安が頭を擡げるもんだね」
キャプテンの吉田麻也は、すっかりチームの顔となった。ついに残すところ1試合。有終の美を飾れるか。