Yahoo!ニュース

【速報!】ロシアの名門アイスホッケーチームが多額の負債を抱え、42人ものプレーヤーを放出!

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
ロシアのプーチン大統領も大好きなアイスホッケー観戦ができなくなってしまう?(写真:RIA Novosti/ロイター/アフロ)

1946年に創設して以来、NHLの得点王に輝いたアレックス・オベチキンを筆頭に、数多くの名選手を輩出。

さらに加えて、何度も栄冠に輝き ”名門” と呼ばれ続けてきたロシアのアイスホッケーチームと言えば、ディナモ モスクワです。

▼42選手を放出!

筆者の当サイトでの既報どおり、ディナモ モスクワは多額の負債を抱え、選手への給与の支払いも滞っていたことから、加盟するKHL(コンチネンタル ホッケーリーグ=ロシアをはじめ8か国から29チームが参加するヨーロッパ最大のアイスホッケーリーグ)は、昨日(現地時間)審議会を開催。

その席に於いて、KHLが定めた規約に違反する複数の問題が発覚し、短期間での解決は困難だとの結論に至り、ディナモ モスクワの42選手に対して、フリーエージェント権を与えると決定。

これによって、ディナモ モスクワは、プレーヤーの保有権を失い、(事実上)「42選手を放出」することになりました・・・。

▼今季のKHLはどうなる !?

この決定に先駆けて、KHLは今季のスケジュールの発表延期を表明していましたが、8月21日に予定されていた開幕はどうなるのか !?

そして、ディナモ モスクワに代わるチームを下部リーグ(VHL)などから加盟させるのか !? 発表が待たれます。

KHLで2回。前身のロシアスーパーリーグでも「2回」。さらに、かつてのソビエトリーグでは、3連覇を含む「5回」もチャンピオンに輝いた ”名門チーム" の不参加によって、今季の、、、そしてこれからの KHL は、どうなるのでしょうか?

尚、ディナモ モスクワが、このような事態に陥った経緯については、先月30日に配信した

の記事をご参照ください。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

加藤じろうの最近の記事