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【川崎市幸区】「航海の人生に後悔なし」と断言するこの女性は? 幸区の名物カフェがハタチを前に新店舗へ

Ash俳優・吟遊詩人(川崎市)

川崎市幸区のゴールデンルートといえば!

以前こちらの記事でもご案内しましたが、川崎駅からラゾーナを抜け、ちょっと北の方へ向かうと、新岩城菓子舗さん、シロマルベーカリーさんなど、素敵な店主・女将さんが活躍する商店が立ち並ぶエリアがあります。

その一角に、9月あたまくらいから、こんな掲示が…

二十年目の航海に、後悔はありません

ストリートに向かって親父ギャグを飛ばす…w
ストリートに向かって親父ギャグを飛ばす…w

コーヒーに浸かって、コーヒーの海を渡るこの赤いベレーの女性、どこかでみたことありませんか?

Cafe Denim(カフェデニム)

実は、このエリアきっての「珍百景」とも言える極狭カフェがこの近くにあります。

以前、私の記事でもご紹介させていただきました、デニムビス。

(Twitter)

こちらは、遠藤町のカフェデニムさんの姉妹店である、と書きましたが、その姉の方の「Cafe Denim(カフェデニム)」が20周年の節目を前に、妹の領分に移転してきたのでした。

都町に9月12日にオープンした新カフェデニム
都町に9月12日にオープンした新カフェデニム

昨年、ロックヒルズガーデンで行われたこちらのお店の18周年記念行事の様子は、川崎経済新聞でも扱っていましたね。

キョコさん

これら2店舗を経営するのは善恭子さん。

コーヒーを焙煎し、コーヒーを淹れ、お菓子を焼き、イベントを企画し、自らお客さんを楽しませ、ウクレレを弾き、三線も弾く(これだけまだ聴いたことがない)スーパーウーマン。

遠藤町と都町は、そんなに離れていないのですが、それでも川崎駅から徒歩圏内の都町に移ったことで、大きく変わったことがあると、キョコさんは言います。

カフェデニム店主の善恭子さん、通称=キョコさん
カフェデニム店主の善恭子さん、通称=キョコさん

「こっちの方が人の通り過ぎる量も多くて、流れも早いですね。前のお店は、ほんとに時間を気にせずにゆっくり店内で寛いでいってもらう、店内に流れる時間を楽しんでもらうというようお店だったし、こちらでもその感じは受け継いでいるつもりなんですが、ちょっとコーヒーを飲んで仕事に行く、という人の要望にも答えられるようにしないとダメだな、と」

テイクアウトを気軽にできる店に

コロナ禍でテイクアウトの需要が増えたこともあり、新店では、通りに向かって開いているテイクアウト専用の窓を作り、テイクアウトメニューも設定しました。

テイクアウトのメニューはお菓子とドリンクが中心
テイクアウトのメニューはお菓子とドリンクが中心

カヌレは、デニムビスのエースでしたが、これからはカフェデニムでもセンターをとるみたいですよ。焼き立ての美味しさはぜひ味わってみて欲しい。

キョコさんのカヌレ
キョコさんのカヌレ

モーニングとランチのメニューも充実

朝9時から開いているっていうのが、まず、素敵ですよね。

モーニングセットはオープンから11時半まで食べられます。

大手のコーヒーチェーンに比べたらちょっと高いけど、実物をみたら納得の大満足なモーニングでしたよ!

モーニングのシナモントーストに110円プラス
モーニングのシナモントーストに110円プラス

( 個人的には110円プラスして、サラダ、エッグ、ベーコン、ハムを追加して欲しい!すごくゴージャスになります♪)

ランチ!

そして、お待ちかね、ランチです。

カフェデニムのランチメニュー
カフェデニムのランチメニュー

わたしはこれを見た時からもう「おそうざいプレート」にしようと決めていました。

おそうざいプレート

こちらです♪

おそうざいプレート(1,200円)
おそうざいプレート(1,200円)

本来はパンかご飯を選ぶのですが、ご飯の味もみたくてほんのちょっとのっけてもらっちゃいました。取材者特典?なので真似しないでくださいね(汗)

ちなみにパンはしろまるさんのパンです♪(しあわせ)

オリジナルタコライス

こちらは、友人がオーダーした「オリジナルタコライス」(1,050円)

オリジナルタコライスセット(1050円)
オリジナルタコライスセット(1050円)

沖縄で暮らしたことがあるといっていた友人も絶賛!

スタッフを育てていく

この日、キョコさんに聞いた話で一番印象に残ったのは「スタッフを育てる」という話でした。現在、カフェデニムはスタッフ9人体制。若いスタッフも多く、確かにオペレーションにあまり慣れていない方もいました。

でも、キョコさんは手出しをせずに、バックヤードで別の仕事をしていました。

キョコさん
キョコさん

「私も、二店舗を回しながらこれだけのスタッフに入ってもらうのは初めての経験。リーダーの指示に従うだけじゃなくて、実際に接客する中で、最良の形を作っていくことは、経験の中で培われていくものだから。自分で形をつくってほしいと思います」

(うーん、子育てにも繋がりそうな…)

「私もこんななので、いつでも未完成なんだけど、ね(笑)。みんな素晴らしいスタッフ」

そう言って笑うキョコさんの目元は、厳しくも見え、優しくも見えました。ほんとに、19年の間に乗り越えてきた荒波を、愛おしく見つめるようなまなざし。

カフェデニム19歳、航海中。

安室ちゃんの歌じゃないけど「ただ過ぎていくようで、きっと身についていくもの」がそこにあるのですね。

キョコさんの肝っ玉の座った感じは、地域の波間に行先を見失った時、こっちだよ、と導いてくれる力強い船頭さんみたいだな、と。 その明るさで、新しいカフェデニムという船を前に進めていってくださいね。

現在提供中の「紅玉りんごと焼き芋のパルフェ」
現在提供中の「紅玉りんごと焼き芋のパルフェ」

コロナも少しずつ落ち着いてきた今、キョコさんの楽しい企画が再びこの界隈をワクワクの海にしてくれることを、心から期待しています!

カフェデニム
住所:川崎市幸区都町6
電話番号:044-541-5805
営業時間:9時〜17時
定休日:月曜日
公式サイト:http://cafedenim-kyoko-z.goat.me (店主キョコさんのブログ)
アクセス:JR川崎駅西口より徒歩13分

俳優・吟遊詩人(川崎市)

琵琶を弾き歌う俳優です。世界80都市を旅した結果、日本文化を愛しています。旅と出会いと美味しいお酒がインスピレーションの源。MCアマビエちゃんはアマエビちゃんにメタモルフォーゼ。フラットで差別のない目線で記事をお届けしたいと思っています。Stay tuned!

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