「りんごの皮がベタベタ」←「食べても大丈夫?」料理人の回答に…『誤解してた!!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、最後に「りんご」を食べたのはいつですか?
品種改良や貯蔵技術の進化により、りんごは1年中美味しく食べる事が出来ています。しかし、りんごにも「旬」というのがあります。品種によって多少は異なりますが、1番美味しいのは「11月〜2月(秋から冬)」と言われています。
そんなりんごですが、こんな疑問をよく目にします。
『りんごの皮がベタベタ!これは食べれるの?』
きっと皆さんも1度は経験があるのではないでしょうか?今回は、この疑問に私(料理人)がお答えします。気になる方は最後まで読んで頂けると嬉しいです!
今回の目次
- ベタベタの正体
- 食べても大丈夫?
- 品種によって異なる
- 今回のまとめ
ベタベタの正体
このベタベタの正体は一体なにか?よく『ワックスではないのか』とおっしゃる方がいますが、果たして真実はどうなのでしょうか?
【回答】ワックスではありません!!
ベタベタの正体は…りんごの「自然現象」なのです。少し詳しく解説しましょう!
このベタベタの自然現象は「油上がり」と呼ばれています。油上がりの仕組みは、成熟するにつれて出てくるリノール酸やオレイン酸などの脂肪酸が皮に含まれるロウ物質を溶かして表面に出てくることで起こる現象なのです。
食べても大丈夫?
『ワックスではない事は分かったけど、食べて大丈夫なの?』と疑問に持たれる方もいるはず!
結論から言うと…「食べてOK!」
→むしろ、率先してベタベタのりんごを選んで食べて下さい!
『率先して!?』『どういうことですか?』
実は…油上がりは「食べ頃・完熟のサイン」なのです!
品種によって異なる
先ほど説明した「油上がり」ですが、品種によって出やすい・出にくいがあります。いくつか例を紹介しましょう!
出やすい→「ジョナゴールド」「つがる」
出にくい→「王林」「ふじ」
今回のまとめ
- ベタベタは自然現象であり、ワックスではない。
- ベタベタは「油上がり」と呼ばれ、完熟のサインである。
- 品種によってベタベタの出方が異なる。
《もっと学びたい人》
【 にんじん上部・下部の使い分け 】を「X」で分かりやすく解説しているので良かったら、見てみて下さい!