知っておくと、感染した時に役立つ!出席停止になる主な病気とその期間!
小学校に通うお子さんを持つママの皆さんにとって、感染症の季節の出席停止は気になるところだと思います。出席停止とは、どんなときに行われるのでしょうか?出席停止になる病気は、どのようなものがあるのでしょうか?出席停止の期間は、どのくらいなのでしょうか?小学校で出席停止扱いになる主な病気について、詳しく解説していきます。
⒈出席停止とは?
出席停止とは、学校の設置者(主に教育委員会)が、感染症にかかったお子さんや感染の疑いがあるお子さんに対して、一定期間、学校に来ないように指示することです。出席停止の目的は、感染の拡大を防ぎ、子どもの健康を守ることです。出席停止になる感染症は、第1種から第5種までの感染症に分類されています。主にインフルエンザ、水ぼうそう、おたふくかぜ、麻疹などがあります。出席停止の期間は、感染症の種類や症状の有無によって異なりますが、一般的には症状が出てから3日~2週間程度です。
熱や発疹などの症状は病院で診察すると、どのような感染症かがわかります。出席停止に該当する場合は、学校へ連絡することが大切です。また、出席停止かどうかわからない場合は、診察の際に病院の先生に確認することもできます。
⒉出席停止になる病気とその期間は?
出席停止になる主な病気とその期間は、以下のようになっています。
⑴インフルエンザ
インフルエンザは、冬から春にかけて流行しやすい感染症です。近年は夏でも流行しています。インフルエンザウイルスに感染すると、高熱や咳、関節痛などの症状が出ます。重症化すると、肺炎や脳炎などといった合併症を引き起こすこともあります。インフルエンザは、咳やくしゃみなどの飛沫感染や、手や物などからの接触感染で広がります。インフルエンザの予防には、手洗い・うがいの徹底やワクチンの接種が有効です。
インフルエンザで出席停止になる期間は、発症した後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまでです。例えば、2月1日に発症(発熱)し、2月4日に解熱した場合は、2月7日まで休みます。2月8日には登校できます。
⑵水ぼうそう
水ぼうそうは12月〜7月に流行しやすい感染症です。水ぼうそうウイルスに感染すると、全身に水ぶくれのような発疹が出ます。発疹はかゆみが強く、かきむしってしまうと跡が残ることもあります。水ぼうそうは、飛沫感染や接触感染で広がります。水ぼうそうの予防には、ワクチンの接種が有効です。
水ぼうそうで出席停止になる期間は、すべての発疹が痂皮化するまでです。痂皮化とは、発疹が乾いてかさぶたになることです。発疹が出始めてから1週間ほどで痂皮化しますが、個人差があります。痂皮化したら、かさぶたが取れるまで待つ必要はありません。
⑶おたふくかぜ
おたふくかぜは、主に春に流行しやすい感染症です。おたふくかぜウイルスに感染すると、耳の下や顎の下の腺が腫れて痛みます。発熱や頭痛、食欲不振などの症状もあります。おたふくかぜは、飛沫感染や接触感染で広がります。おたふくかぜの予防には、ワクチンの接種が有効です。
おたふくかぜで出席停止になる期間は、耳のすぐ前方下方向にある耳下腺、あごのえら辺りにある顎下腺、あごにある舌下腺などの腫れが現れた後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまでです。腫れが完全に引かなくても、症状が改善すれば登校できます。
⑷麻疹(はしか)
麻疹(はしか)は、3月〜8月にかけて流行しやすい感染症です。麻疹ウイルスに感染すると、高熱や発疹、目の充血などの症状が出ます。重症化すると、肺炎や脳炎などの合併症を引き起こすこともあります。麻疹は、飛沫感染や空気感染で広がります。麻疹の予防には、ワクチンの接種が重要です。
麻疹で出席停止になる期間は、解熱後3日を経過するまでです。例えば、2月1日に発症(発熱)し、2月5日に解熱した場合は、2月8日まで休みます。2月9日には登校できます。
⒊まとめ
小学校で出席停止になる病気のうち、よくある病気とその出席停止日数について紹介しました。これらの病気は、季節や流行によって発生しやすく、子どもたちの間で感染が広がりやすいものです。これらの病気は、いずれも感染力が強く、他のお子さんにうつる可能性が高いです。出席停止の期間は厳守しましょう。また、出席停止の期間中は、外出を控えたり、マスクを着用したり、手洗いやうがいを徹底することで、感染予防に努めましょう。
出席停止日数は、病気の種類や症状によって異なりますが、一般的な基準があります。ただし、これらはあくまで目安であり、学校や医師の判断をあおぎましょう。この他にも、出席停止扱いになる病気がありますので、病院で診察したときや学校に連絡するときに確認しておきましょう。また、治癒証明書の提出が必要な場合もありますので、詳しくは各学校にお問い合わせください。