金谷拓実プロが使い始めたATTAS KINGってってどんなシャフトか打ってみた!
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/nomuratakeo/article/00176101/top_1641888762014.jpeg?exp=10800)
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
USTマミヤさんのATTASシリーズに13代目が追加されました。このATTASシリーズ、ダジャレネーミングでお馴染みですが、今回は13ってことで「KING」ってことのようです。トランプのキングってことですね。う〜ん、いつもよりもひねりが少ないな〜と思うのは僕だけでしょうか(笑)。
ま、ネーミングのことはさておき、ずっとATTASの10代目である「The ATTAS」を長く使っていた金谷拓実プロがさっそくこの「KING」チェンジしたらしい。こりゃ気になりますよね〜。ってことで、さっそくコースに持ち込んで使ってみました!
![ATTASの13代目「KING」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/nomuratakeo/article/00176101/internal_1641889711418.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「KING」はATTAS史上初の先調子!
13代目の「KING」は9代目「CoooL」の後継モデルということで、捕まり系のシャフトになります。ATTASでは初めての先調子ってことで、かなり捕まりを意識しているみたい。キャッチコピーも「キング、つかまる」ですからね。王様捕まっちゃってるじゃ〜んみたいな。
「KING」のカラーはブルー。ロゴの「G」の部分が王様の顔になっててちょっとおちゃめ。
![KINGの「G」部分が王冠を頭に載せた王様になっています!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/nomuratakeo/article/00176101/internal_1641889792456.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
手元から中間部分にかけては四軸織物を採用。その復元力の高さが今までにない加速感を生み出し、捕まりの良いシャフトに仕上がっています。また、手元部の四軸織物が通常のカーボンシートでは得られない振りやすさと打感の良さを演出しています。
先端部分には「トレカM40X」を採用し、先調子シャフトにありがちが当たり負けを抑えた「もうひと押し」とスピード感を実現しています。
さっそくコースで打ってみたよ〜!
僕が試打したのは「4X」。実はUSTマミヤさんでフィッティングをして選んだのですが、その時に一番結果が良かったのが「4X」だったんです。「4」と言っても、「X」だとカタログ数値は52gあるので、そこまで軽いわけではないんですよ。ヘッドはキャロウェイのEPIC MAX LSの10.5度です。
![僕が打ったのは「ATTAS KING 4X」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/nomuratakeo/article/00176101/internal_1641889868510.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
まず思ったのが、たしかに捕まるってことですね。いつもの打ち方で打って、ほぼストレートか軽いドローでした。特に捕まえようという動きをしなくても、楽に捕まる。
しかし、めちゃくちゃヘッドが走るとか、捕まりすぎるって感覚は無かったですね。手元側にしっかり感は感じながらもガチガチではなく、いい感じに手元側がしなって、インパクトに向けては真ん中から少し先が走ってくるという感じ。
僕は正直あまり先調子のシャフトって合わないものが多いんです。先が動きすぎると打点が不安定になったり、スピンが増えたり、弾道が高くなりすぎたり。なので、この「KING」にはあまり期待してなかった。手元がしっかりしすぎててもタイミングが取りにくくて打ちにくいし。
でもコースで打ってみると、タイミングも取れるし、先が動きすぎず好印象。先端部分もある程度しっかりしてて、ミスヒットでもブレない。打つ前にイメージしていた先調子とはちょっと違いましたね(いい意味で)。
振りやすくて、適度に捕まる!
2ラウンドほど「KING」を使いましたが、捕まりの良さと、球筋の安定を感じました。気持ちよく最後まで振り切れることと、自分で捕まえに行く必要がないので、大きなミスショットが出にくかった。
このシャフトなら「俺、先調子ダメ!」って言ってる人も使えるんじゃないでしょうかね。
このシャフトで劇的に飛距離が伸びそうってことはないですが、安定感が増したことと、捕まりが良くなったことで、確実に平均飛距離は伸びそうな感じがします。やっぱり捕まってくれるという安心感は大きいですね〜。
金谷拓実プロは「The ATTAS」よりも初速が出たので「KING」に変えたということです。「The ATTAS」のほうがしなり感はあるようですが、シャフトを変えるだけで初速がアップするというのはプロにとっても魅力なんでしょうね〜。
![機会があれば、ぜひいろんなスペックを試してみてください!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/nomuratakeo/article/00176101/internal_1641890000171.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
普通のアマチュアには「4X」とか試してほしいっす!
「4X」以外にも「4S」とか「5S」、「6S」も使ってみましたが、やっぱり僕は「4X」が一番気持ちよかった。「5S」も悪くないのですが、「4X」のほうがシャープに振れる感じ。「4S」はちょっとしなり過ぎに感じました。
「6S」はさすがに少し重く感じたのと、手元側のしっかり感が増して、僕的には少し切り返しのタイミングが取りにくかったです。
僕はヘッドスピードが41〜42m/sなのですが、同じようなヘッドスピードのアマチュアは多いはず。フレックスや重量の数字だけ見て判断せずに、機会があれば一度「4S」や「4X」とかを試してみてください。