食品ロスのドキュメンタリー映画、ついに今年8月公開!『もったいないキッチン』
全国の食品ロス削減の取り組みを取材したドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』が、いよいよ2020年8月に公開される。監督はダーヴィド・グロス氏。ヨーロッパ5カ国の食品ロス削減の取り組みを5週間撮影した映画『0円キッチン』の監督だ。
2020年1月30日、制作と配給を担当したユナイテッドピープル株式会社が主催し、東京都千代田区のUSHIO COMMUNICATION LAB(ウシオ電機株式会社)で、協賛企業と関係者向けの試写会が開催された。その様子をお伝えしたい。
最初に、会場を提供したウシオ電機株式会社よりご挨拶があった。ウシオ製のシネマ用クセノンランプは、なんと全世界の映画館のうち、およそ65%で使われているそうだ。
続いて、映画『もったいないキッチン』の制作・配給を担当する、ユナイテッドピープル株式会社の代表取締役、関根健次さんが、映画制作に至るまでの経緯を語った。
協賛した企業のうち、メインスポンサーであるクックパッド株式会社はじめ、6社の代表者が、映画完成のお祝いの言葉とメッセージを述べた。
クックパッド株式会社代表執行役の岩田林平さん
株式会社クラダシ代表取締役社長、関藤竜也さん
大和リース株式会社代表取締役社長の森田俊作さん
ル・クルーゼ・ジャポン株式会社、社長代理、高橋さん
アイムライズ株式会社代表取締役、佐藤亮一様の代理の方
石坂産業株式会社代表取締役の石坂典子さん
協賛企業のご挨拶が終わり、映画『もったいないキッチン』(97分間)を上映した。
上映後、出演者を代表して3名がメッセージを述べた。
一人めは、ダーヴィド監督と一緒に出演し、通訳者としても活躍した、塚本ニキさん。
映画の冒頭で出演している筆者もメッセージを述べた。
映画の公式サイトの「学ぶ」というページでも、拙著を通して協力させて頂いた。
試写会では、ドッと笑いが起きたシーンがあった。その撮影のときのことについても触れた。
映画の後半で出演した日本環境設計株式会社の岩元美智彦さんは、ごみをごみにせず資源にするデロリアンの取り組みを行っている。
今回の試写会では、受付を、食品ロス削減に強い関心を持って取り組んでいる大学生チームが担当した。その中で、オリンピック・パラリンピックでの食品ロスをなくすため、リオ大会でも実施された、余剰食品を活用したレストランを立ち上げようと企画している、神戸市立外国語大学の辻田創さんが熱い想いを語った。
試写会終了後のお料理は、「命の循環」をコンセプトとしている、株式会社CRAZY KITCHEN(クレイジーキッチン)が担当した。
CEOの土屋杏里さんが、お料理を紹介してくださった。
ドリンクとして提供されたロゼワインは、色がとても美しく、飲みやすかった。株式会社ロゼレガンスの川口知佐さんが、ワインの背景について説明してくださった。
8月に公開されるこの映画が、より多くの人に届き、食べられる食べ物を「命」と認識し、しっかりと活かしていける世の中にしたい。
映画『もったいないキッチン』
監督・脚本:ダーヴィド・グロス
出演: ダーヴィド・グロス、塚本ニキ、井出 留美 他
プロデューサー:関根 健次
制作:ユナイテッドピープル
配給:ユナイテッドピープル
配給協力・宣伝:クレストインターナショナル
2020年/日本/日本語・英語・ドイツ語/16:9/97分