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【岸和田市】野球と音楽で地元に恩返し!歌手HARTYさん「岸和田BALLMUSICPARK」開催予定

Rainbowmommyライター・デザイナー(岸和田市)

「地元の野球チームに育てていただき、応援してもらっている僕だから、野球と音楽のイベントで何か地元に恩返しをしたいと思ったんです」

まっすぐで曇りのない強い意志の現れた目でそう語るのは、元甲子園球児で岸和田市出身の歌手・シンガーソングライターHARTY(ハーティ)さん。

HARTYさんは、11月5日(日)蜻蛉池公園大芝生広場入場参加無料のチャリティーイベント「岸和田BALLMUSICPARK」を開催する。

HARTYさんと言えば、新庄剛志さんの公式応援歌「%1」

北海道日本ハムファイターズ公認応援ソング『We are FIGHTERS』 などを手がけTVでその音楽を聞く事も多い。

こちらのイベントは、

・元有名野球選手をゲストにお迎えしてのトークショー

・その日遊びに来た子どもたちを野球の経験有無関係なしにチーム分けしたこの日限りのドリームチームで行う庭球野球大会通称「はらっぱ甲子園」を実施

・元プロ野球選手による野球教室を開催

など、野球に関したイベントが盛りだくさんな他、大型特設ステージにて

・久米田高校ダンス部とHARTYさんのスペシャルコラボステージ 

・HARTYさん他、応援ソングを歌うプロミュージシャン3組によるスペシャルライブのほか

・ダンス、チア、ブラスバンド、吹奏楽などのチームが会場を盛り上げる!

などの楽しいイベントが目白押しに加え

・地元人気店のキッチンカーが大集合!など

野球好きだけでなく大人も子どももすべての人が楽しめる野球・音楽・グルメが集結した、いまだかつてない一大イベントになるようです。

HARTYさんは、こちらのイベントの企画、立案からスポンサーや出店・協賛企業を集める所まで10人程の志を同じくした仲間と力を合わせ、すべて自分たちで行い、ここまで来たそう。

ふと、このイベントに関するその強い原動力の基は何だったのか?と思い、お伺いさせて頂いた。

すると、伝わってきたのはとにかく『野球に音楽で恩返し!子供達に野球の楽しさを伝えたい!』という、HARTYさんの熱い想いだった。

HARTYさんの野球との初めての出会いは、小学1年生の頃に父にいきなり車で連れて行かれた甲子園球場。

その時初めて見たプロ野球の試合がちょうど、一軍初スタメンの新庄さんがバッターボックスに立っていた時だそう。

野球の事など何もわからず、状況も良く分からないままグラウンドに目を向けていたら、そこで新庄さんがホームランを打った

その時の新庄さんの格好良さと球場の熱気に刺激を受け、自身も野球選手になりたいと野球を始めたのが野球を志したきっかけ。

そこからは野球に打ち込んで、地元・岸和田の野球チーム「岸和田イーグレッツ」に入団後、中学からは「岸和田リトルシニア」へ。

その2チームでは、地元の父兄の皆さんがコーチや送迎、その他もろもろのお世話をしてくれたとの事。

皆様のおかげと本人の努力もあり香川西高校野球部に入り3年の時に副キャプテンとして夏の甲子園に出場。

大学でも野球を続けていたが、ケガで断念せざるを得ない状況に。

もう、野球で、初めて見たあの時の格好良かった新庄さんのような姿を目指すことはできない。と絶望した。

でも、あの日の新庄さんのような歓声を浴びることが野球以外でできないか?

そう自問自答した時に出てきた回答が、野球とずっと並行して続けていた「音楽」だった。

地元岸和田の岸和田駅前通商店街にある老舗MUSIC SHOP「ヤングレコード」にて告知ポスターを貼ってもらいに
地元岸和田の岸和田駅前通商店街にある老舗MUSIC SHOP「ヤングレコード」にて告知ポスターを貼ってもらいに

カラオケ喫茶を営み、自身もカラオケ講師として活躍されていた祖父と、ものまねタレントとして有名な父・短渕剛さんの影響で(音楽活動を始めたのはHARTYさんの方が先だそう)、演歌やロック、レゲエなど幅広いジャンルの音楽を聞いて刺激を受けたHARTYさんがX-JAPANのYOSHIKIさんに憧れドラムをやりたいと思ったのは小学校1年生の頃。

その時、塗装業をしていた父がHARTYさんに与えた“ドラム”は父が現場から持ってきたバケツをひっくり返したものだという面白エピソードも。

怪我がきっかけで、野球と並行して行っていたバンド活動を続ける事となり地元・岸和田といえばレゲエの熱い街でもあり、レゲエにも多大な影響を受けていたHARTYさんは本場ジャマイカへと渡り、本場のREAL MUSICを目の当たりにしレゲエ歌手として活動を開始する。

某音楽配信サイトにて楽曲『晴れた空の下で』が4週連続1位を獲得するなど、名前が少しずつ世の中に認知され出し、音楽スタイルはレゲエ中心ながら、歌詞にメッセージ性が強く歌唱力の高い、どこかロックの影響を感じる現在の唯一無二のHARTYスタイルの音楽を創って行く。

音楽活動が順調に進む間もHARTYさんの野球で培われた真摯で謙虚な姿勢は失われることなくその活動の軌跡がとうとう憧れの人の目に留まる事となる。

2019年の11月に新庄さんがもう一度プロ野球選手になるということをSNSにアップされ、HARTYさんは、憧れの人がまたすごいことをやろうとしているその行動力を一人のファンとして尊敬するとともに楽しみに感じてSNSをフォローしてひそかに応援する毎日を送っていた。

すると、なんと一か月後に、新庄剛志さん本人からダイレクトメッセージが届く。

「僕は歌を歌っている人をすごく尊敬しています。もっと、もっと、聞いている人に刺さるような最高の歌を届けてください。新庄剛志」

頭が真っ白になった。詐欺では?と疑うも、何度も見直したメッセージはまぎれもなく本人のアカウントから届いている。

なので、返信をしてみた。

「ありがとうございます。僕も新庄さんに負けないくらい、もっと頑張って、たくさんの人に歌を届けたいと思います。」

すると新庄さんからの返信が

「歌を作ったり、夢を見ることに『頑張る』なんて必要ないよ。そして、僕なんかに『負けないように』なんて、そんなちっぽけなこと言わないで。

オレなんかを越えるくらいのことでなく、もっとバカでかい目標を立てて、そこに向かう道のりを楽しむんだよ」と。

その「やり取り」があった後、すぐに新庄さんが自身のInstagramで「いい曲を歌うアーティストを見つけた」というコメントとともにHARTYさんの写真を掲載。

さらにダイレクトメッセージで

「HARTY君、僕がもう一回プロ野球選手になった時、登場曲をキミが歌ってくれないか?」

というメッセージが届く。

そこからの2人の熱い交流と、チャレンジと、活躍ぶりはご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ご興味のある方は検索して頂くともっと深く熱いお二方の交流の様子が描かれた記事がヒットすると思いますのでご覧ください。

HARTYさんは、野球を通じてたくさん応援してもらった恩を地元に返せる事は出来ないかと数年前から考えており、新庄さんと出会い、新庄さんからもらったチャンスを活かし、「今が恩返しの時だ!」と、期と機が熟した事を感じて今回のイベントを企画されたそう。

「思い立ったら即行動」

その行動理念は、恩師の新庄さんが教えてくれた。

新庄さんがいたメジャーチーム「サンフランシスコジャイアンツ」の特注ベースボールシャツの背中がたくましく感じる。
新庄さんがいたメジャーチーム「サンフランシスコジャイアンツ」の特注ベースボールシャツの背中がたくましく感じる。

“今回のイベントで教えて下さるコーチ役の皆様に、「野球をやった事のない子どもたちに野球が楽しいという事を教えてください」とお願いしています”

このイベントで、野球の楽しさに目覚めた子どもたちが未来の野球選手になる可能性があります。そうして地元からプロ野球選手が出るという事で地元・岸和田にも、プロ野球界にも自分を育ててくれ、応援してくれた恩返しができるんじゃないかと思っています。

とHARTYさんは、ひたすらまっすぐな瞳で語ってくれました。

唯一無二の志を持った人が初めて開催するイベント。これはきっと楽しい物になる。そう思わずにはいられない熱い決意と魂を感じました。

今回のイベントの協賛金は1万円から。一般の方でも気軽にできますので、HARTYさんの想いに賛同された方は是非掲載フライヤーの二次元コードよりお問合せを。

また、野球好きな方も、そうでない方も、11月5日に子どもとどこ行こうかな?と思った時は、蜻蛉池公園大芝生広場で開催の「岸和田BALLMUSICPARK」に行ってみて下さい!

新しい発見とたくさんの思い出に出会えるかもしれません。

HARTYさんのInstagram@harty.freedom

​「岸和田BALLMUSICPARK」
日時  11月5日(日曜日)正午から午後5時
場所  蜻蛉池公園 大芝生広場(岸和田市三ヶ山町大池尻701)
入場  無料
主催  岸和田 BALL MUSIC PARK実行委員会
協力  関メディベースボール学院
後援  岸和田市・岸和田市教育委員会
お問合せ info@k-bmp.com

ライター・デザイナー(岸和田市)

2人目の子どもの出産と共に、梅田・心斎橋界隈より地元の大阪府岸和田市にUターン就職した事で、子供の目線から、世間一般の岸和田のイメージとは違う虹のように七色に輝く柔らかい岸和田を見つける事に楽しみを見出す日々。企業のインハウスデザイナーをしながら、デザインや写真撮影などを副業としています。

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