鯛の中には鯛がいる!?その正体や縁起が良いと言われる理由
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日本では古くから縁起物として知られ、正月などの祝いの席で食べられている鯛。
そんな鯛ですが、実は鯛の中に「もう一匹の鯛」がいることをご存知でしょうか?
今回はそんな「鯛の中の鯛」の正体や、縁起が良いと言われる理由について紹介します。
鯛の中の鯛って?
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「鯛の中の鯛」といっても、体の中に本物の鯛がもう一匹いるわけではありません。
ですが鯛の体の中のある器官が鯛の形によく似ていることから、「鯛の中の鯛」と呼ばれています。
では一体、その器官とは何なのでしょうか?
実際に探してみた
それでは実際に鯛の中の鯛を探してみます。
用意するのはもちろん鯛で、スーパーで売られている鯛のアラでも大丈夫です。
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今回は鯛のアラを塩焼きにしてみました。
鯛の鯛が潜んでいる部分は、鯛のアラの中でも胸の部分です。
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まだこの状態だとわかりませんが、胸の部分の身を取り除いてみると
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「鯛の鯛」が姿を現しました!
鯛の鯛とは、鯛の胸の部分にある骨のことで、鯛にそっくりな形をしていることからこのように呼ばれるようになりました。
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見やすいように黒い皿の上に乗せてみましたが、見れば見るほど鯛の形にそっくりです。
特にぽっかりと開いた穴が目のように見えて、鯛っぽさを演出していますよね。
ではなぜこのような穴が空いているのかと気になったので調べてみたところ、実はこの部分には胸鰭に繋がる神経が通っていたからだそうです。
縁起が良いと呼ばれる理由
鯛の鯛が縁起が良いと言われる理由ですが、調べたところ鯛が縁起の良いものだからというシンプルなもののようです。
ですが起源は結構古く、江戸時代には縁起物として喜ばれていた模様。
魔除けや金運、お守りとして重宝されていたようです。
鯛の鯛は、他の魚にもある
鯛の胸の部分にある「鯛の鯛」ですが、実は他の魚の中にもあります。
では実際に他の魚の例を挙げてみると、例えば洗いやムニエルで有名なスズキ
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スズキの中にある「鯛の鯛」は、鯛と同じような形をしていますが
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鯛のものと比べて、目にあたる部分の大きさが少し小さいです。
また真鯛によく似たクロダイ
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こちらの鯛の鯛はと言いますと
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かなり形がよく似ているものの、鯛よりも四角っぽい形をしていて、微妙に違っています。
では今度は少し意外なあの魚
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ブラックバスです。
実は過去にブラックバスを干物にして食べたことがあるのですが、ブラックバスの中にも鯛の鯛はあります。
ちなみにブラックバスを干物で食べた時の詳細は下の記事にまとめています。
さて、ブラックバスの鯛の鯛はと言いますと
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少しずんぐりしていますが、クロダイと似たような形をしています。
こちらのクロダイとブラックバスはたまたま同じ50cm程度のサイズなのですが
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同じサイズでありながら、並べてみると右のクロダイに比べて左のブラックバスはかなり小さめでした。
このように魚の種類によっても鯛の鯛は形や大きさが違っていて面白いですね。
今回は「鯛の中の鯛」について紹介しました。
釣った魚を持ち帰って食べる釣り人の方はもちろん、釣りをしない方でもスーパーの魚を買えば鯛の鯛を探すことができるので、魚を食べる時にはぜひ探してみてはいかがでしょうか?