食玩フィギュアで振り返る昭和ウルトラマン♪『帰ってきた ウルトラマン』の魅力
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昭和第2期ウルトラシリーズの第一作目にあたる「帰ってきたウルトラマン」は、1971年4月に放送を開始しました。元々は『ウルトラマン(初代)』から約30年後の地球に、再び初代マンが帰ってくるという設定だったそうです。すなわち、初代マンと同一ウルトラマンという設定でした。しかし、商品化展開に影響が出ることを懸念したスポンサー側の意向により、初代マンとは別人という設定に変更され、本編で使用されたことはありませんが、のちにウルトラマンジャックという正式名称が与えられることとなります。
ウルトラマンジャック
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[身長]40m [体重]35000t [年齢]17000歳 [ジャンプ力]400m [走行速度]時速600km [飛行速度]マッハ5
ちなみに趣味は登山とのことです。
初代ウルトラマンとの比較
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もともと同一人物という設定だったためか極めてよく似ています。顔面はもとより、スーツのデザインもそっくりですが、よく見るとジャックの方は、スーツの各所にシルバーの細いラインが入っています。それにしてもそっくりです。
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飛行ポーズもそっくり。
必殺技
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スペシウム光線や八つ裂き光輪といった、初代マンと同じ必殺技も多数ありますが、特筆すべきは肉弾戦の必殺技です。「ウルトラ頭突き」「ウルトラキック」「ウルトラチョップ」「ウルトラボディ落とし」「ウルトラ腕力」等を駆使し、かなり泥臭いバトルを繰り広げていた印象です。
ウルトラブレスレット
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第18話で、ウルトラセブンからもらった魔法の武器。ブーメラン・槍・ナイフなど、様々な形態に変化させて使用します。また惑星を丸ごと爆破したり、スノーゴンによって体をバラバラにされたジャックを元通りに復元したりと、ウルトラシリーズを代表するチートアイテムです。話は逸れますが、バラバラ遺体になったことのあるウルトラマンは、ジャックとレオくらいではないでしょうか。並のチビッ子ならばトラウマ確定です。
このブレスレットは、視聴率が伸び悩んでいた今作へのテコ入れとして採用されたそうです。『帰ってきたウルトラマン』には「苦心の末に怪獣に打ち勝つ」というスポ根的なテーマがあったため当時のプロデューサーは躊躇していたそうですが、ジャックが弱すぎるという多くの意見を聞き採用に踏み切ったとのことです。その結果ジャックは「警備隊一のブレスレット使い」と呼ばれるまでになってしまいました。
バルタン星人ジュニア
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『帰ってきたウルトラマン』には、お馴染みの怪獣や異星人も登場します。まずはバルタン星人ジュニア。自称、初代バルタン星人の息子です。ご出身はバルタン星とのことですが、「この時点では核戦争ですでに滅んでいるはず…」といった野暮なことを考えてはいけません。
バルタン星人ジュニアのフィギュアは持ち合わせていないため、ウルトラマンコンバージのデフォルメされたバルタン星人で代用していますが、ジュニアなだけあって実際にこんな感じの可愛らしい体型です。
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本編では自身は身を隠し、巨大ロボットビルガモでジャックと戦いますが、ビルガモが倒されジャックに見つかってしまいます。にらみ合いからバトルへ発展するかと思いきや…
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「勝負はまだ一回の表だ」???という謎の捨て台詞を吐いていきなり逃走を始めます。野球に詳しいということは分かりました。
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しかし、速攻でスペシウム光線を浴びせられ敢え無くゲームセット。異星人絶対コロすマンのジャックに可愛らしさは通用しません。
ゼットン二代目
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最終回には、初代マンを極限まで追い詰めた最強の怪獣「ゼットン」の二代目が登場。しかしこれまたバルタン星人ジュニア同様、ポッチャリ体型で全体的にプヨプヨしています。歩くたびにツノもプルンプルン動いて異常な可愛さです。
こちらもデフォルメされた初代ゼットンのフィギュアで代用していますが、実際にこんな感じの可愛らしい体型です。
しかし、怪獣絶対コロすマンのジャックにそんな可愛らしさは通用しません。
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どれだけ可愛さをアピールしても殴る蹴るの暴行。肉弾戦マニアです。
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最後はウルトラハリケーンで空中に放り投げ、スペシウム光線でトドメ。
ウルトラマンシリーズの中で、声に出して技名が叫ばれたのは「ウルトラハリケーン」が初めてだそうです。
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企画の段階から紆余曲折のあった「帰ってきたウルトラマン」でしたが、この作品のおかげで「ウルトラ兄弟」という設定も生まれました。現在ではウルトラマンジャックという名前も得て、兄弟のピンチに駆けつけるウルトラ兄弟の4男坊として活躍しています。仮面ライダー同様、ヒーロー全員集合の展開はやはり胸熱です。