Yahoo!ニュース

「安・旨・大」三拍子そろってる!? アットホームな町中華の名物唐揚げ定食を食べてきた

大小さまざまなサイズの唐揚げがてんこ盛り!千切りキャベツはどこに…?

近年ブームの町中華。地域に根差した、アットホームな雰囲気のお店が多く、大好きだという人も多いのではないでしょうか。西武池袋線・江古田駅南口から徒歩で1分ほどにある『龍華園』もそんな町中華のひとつ。近くに大学もあり、若者にも人気のお店です。

西武池袋線・江古田駅南口を出て1分ほど歩くと見えてくる『龍華園』
西武池袋線・江古田駅南口を出て1分ほど歩くと見えてくる『龍華園』

こちら、美味しいものはたくさんありますが、ランチタイムの「唐揚げ定食」(750円)は安くて美味しくてボリュームもある、まさに「安・旨・大」と三拍子そろった定食といえそうなもの。今回はこれをご紹介していきましょう。

ランチのメニュー(※2024年9月5日現在のもの。価格改定の可能性があるので詳細はお店でご確認ください)
ランチのメニュー(※2024年9月5日現在のもの。価格改定の可能性があるので詳細はお店でご確認ください)

オーダーから10分ほどで登場した唐揚げ定食。メインの唐揚げの量がスゴいこと…。一般的な唐揚げ定食は、40g前後の唐揚げが5~6個といったところですが、これはそれをはるかに上回る量。倍はあるように見えます。千切りキャベツを添える余裕もないほどのデカ盛り具合だなあ…などと思ってよく見ると、キャベツ、あります!唐揚げに隠れて見えていないだけでした!サイズは大小さまざま、てんこ盛りの唐揚げの下敷きになって「助けてくれ~!」と言わんばかりに、わずかに顔をのぞかせる千切りキャベツが。

唐揚げ定食。唐揚げの存在感がスゴい!
唐揚げ定食。唐揚げの存在感がスゴい!

なにはともあれ、まずは実食。キャベツを救い出してあげましょう。おおむねひと口かふた口で食べられるサイズの唐揚げです。衣は「シャリッ!」とした歯ざわり。食べすすめるとその衣が歯の上ですり潰されながら、ふっくらした肉と混じり合い、気付けば魔法のように消えている…。そんな印象です。「衣には小麦粉を使っています」と店主の湯賀忠さん。たしかに片栗粉のものに比べて、やや歯ごたえがある感じがします。

よく見ると、千切りキャベツが唐揚げの下に隠れていました…!
よく見ると、千切りキャベツが唐揚げの下に隠れていました…!

そして飲み込んだあとは、肉の旨みのほかに、何やらコクのある風味が口の中に残ります。一瞬「ラードで揚げてる?」と思ったのですが、店主・湯さんによると「ネギ油で揚げています」とのこと。ラードほどのこってり感がなく、もっとさっぱりしたコク。そして香ばしさもありました。湯さん手作りのオリジナルネギ油だったのです。その風味が余韻としてのどから口に広がって、それが次の1個を求める強いプッシュになるのでした。

衣に小麦粉を使うとグルテンが肉汁を閉じこめるのでふっくらした食感になるといわれます
衣に小麦粉を使うとグルテンが肉汁を閉じこめるのでふっくらした食感になるといわれます

もたれる感じもなく、一度食べ始めるとあとは一気呵成。気付けばすべての唐揚げを完食し、千切りキャベツもしっかりいただきました。マヨネーズが添えられていますが、これは味変だけでなくキャベツを食べるときにも大活躍です。

サイズは大小いろいろですが、おおむねひと口かふた口で食べられるサイズの唐揚げです
サイズは大小いろいろですが、おおむねひと口かふた口で食べられるサイズの唐揚げです

ところでこちらの店名の『龍華園』。湯さんの妻・園栄さん、長女・玲華さん、長男・伯龍さんのお名前から一文字ずつ取って命名したんだとか。アットホームな雰囲気もあり、まさに家族で営む町中華といったところでしょう。

※文中および写真(メニュー)内の価格は2024年9月5日現在のものです。価格改定の可能性もあるため、詳細は店舗にてご確認ください。

【店舗情報】
龍華園
■住所:東京都練馬区栄町4-7 西村ビル1F
■TEL:03-5984-1055
■営業時間:ランチ/11:00~15:00(L.O.14:40)
      ディナー/17:00~22:00(L.O.21:30)
■定休日:水曜
■食べログ:龍華園

「からあげの聖地」と呼ばれる大分県中津市出身。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。年間の唐揚げ喫食数は平均300食。美味しい唐揚げを求めて各地を巡る「から活」に励んでいる。

からあげライター・松本壮平の最近の記事