こんにちは、Yahoo! JAPAN世田谷区地域クリエイターのくま子です。

今回はお年寄りからこどもまで居場所を見つけられる「だれでもスペース　発信基地ゆうじ屋」さんに行ってきました。

千歳船橋駅北口から徒歩1分、茶色の建物の1階、チャリティショップ 「エコメッセ」の右奥になります。

お恥ずかしながら、最初にこちらの「だれでもスペース　発信基地ゆうじ屋」さんを知った理由が「ちとふなで駄菓子や焼きそばが無料でもらえる」そんな話をフラっと聞き、フラっといきました。

しかし、ゆうじさんと実際に話をして、実はものすごい熱い想いで活動を続けていたことを知り胸が熱くなりました。

重度ショウガイシャでもあるゆうじさんが代表です。

重度ショウガイシャもやりたいことを見つけて、生き活きとした主人公になってほしいという熱い想いで活動を続けており、みんなの居場所のためにこちらの場所を個人で借りているそうです。

月曜日から土曜日活動しており、曜日によって内容も変わります。

月曜日は駄菓子屋「ようじや」、火曜日は焼きそばクラブ、水曜日はまったり、木曜日は車椅子の方によるケーキ作り、金曜日は映画を観たりディスコになったり、第４木曜日は弾き語りです。

弾き語りではゆうじさんはボーカルとして参加しています。

私は月曜日と火曜日にお邪魔してきました。

月曜日は「駄菓子やようじや」が開催されています。

駄菓子屋の暖簾が立っていました。

子供から大人まで駄菓子を食べて、射的やボッチャなどで一緒に遊んで楽しむことができます。

紐を引っ張るとくっついている駄菓子を引っ張れます。

私は大当たり！大きいお菓子をゲットする事ができました。

他にも射的をしたり、障がいの有無に関わらず全ての人が共に競い合えるスポーツ「ボッチャ」をしたりしました。

ボールが程よく重くコントロールが少し難しいですが狙った場所にボールが落ちると爽快で面白かったです。

そして火曜日はゆうじさんによる焼きそばクラブです。

ゆうじさんと介助さんが力を合わせて焼きそばを作ってくださいました。

ゆうじさんが１つ１つ支持をして介助さんが調理をします。

ゆうじさんが考えたレシピで、なすと豚肉の焼きそばです。

生姜が効いていてナスと相性が良く、とてもおいしかったです。

料理の知識も豊富で物知りで気さくな方でした。

ゆうじさんは元々実家ぐらしで自分が一人で何かをする事はできないと考えていました。

しかし、ショウガイのあるご友人が一人暮らしをしていて、そこに遊びに行くとカレーのスパイスを１から作っていてカレーをご馳走してもらったそうです。

そこで、「ショウガイがあっても一人暮らしができるんだ！」と知り、「だったら自分もできる」と一人暮らしを始めたそうです。

介助さんの協力のもと生活をしていますが、そもそも障害者と健常者関係なく人は１人では生きていけません。共に助け合い影響し合い生きています。

「ショウガイシャは家から車で擁護学校や職場まで行き、車で自宅に帰る。

あまり外の世界に触れる機会もないし、まるで隔離されているような感じ。だから自分が ”やろうと思えばできる” と自分の可能性を知る機会もないしイメージできないから「自分はできない」と諦めてしまうし、親も「この子にはできない」と思い込んでしまい、活動する場、チャンスがなくなってしまう。それはもったいない。

ショウガイシャの親も本人も負い目を持たずに、お互いの生活を尊重できるように、まずは料理やイベントを通して「自分でもできる」「この子もできる」とライフイメージを膨らませてもらい可能性の幅を広げて欲しい」

熱い想いで長く積極的に活動しています。

確かにお菓子作り、焼きそば作り、趣味などにチャレンジしてみると成功体験にもつながり自己肯定感もアップしていきますね。

さらにどれだけ介助が必要なのか生活のイメージを具体的に膨らませていけるので子供や自身の活動の幅を広げてくための第一歩の場にぴったりだと感じました。

だれでもスペース発信基地 ゆうじ屋さんは 誰でもカモン！と暖かく迎えてくださいます。

たくさんの想いや出来事を聞きましたが、1記事だけでは書き切ることも伝え切ることもできません！

気になる方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか？