Yahoo!ニュース

「更年期以降」に起こりやすい体の変化!-女性ホルモンが減るとどうなる?

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「更年期以降に起こりやすい体の変化」について解説していきます。

.

◎更年期ってなに?

更年期とは、閉経を挟んだ前後約10年間のことをいいます。

個人差はありますが、閉経の平均が50.5歳なので、45〜55歳頃をいいます。

また、更年期の前を「性成熟期」、更年期以降を「老年期」といいます。

.

.

◎更年期以降になるとどうなるの?

更年期以降は、女性ホルモンが減少します。

とはいえ、副腎や脂肪細胞からも分泌されているので「女性ホルモンの分泌が"0"」になるわけではありません。

.

この女性ホルモンの減少や、その他社会的・環境的要因などが重なり起こる体の不調が「更年期障害」です。

症状として、ホットフラッシュ(のぼせ・ほてりなど)・血管運動神経症状(頭痛など)・身体症状(肩こりなど)があります。

.

.

◎女性ホルモンが減少するとどうなる?

女性ホルモンは、女性の特徴である生理周期乳房の発育などに関わっていますが、それだけではありません。

  • 肝臓に作用して…LDL(悪玉)コレステロールの合成を抑制HDL(善玉)コレステロールの合成を促進
  • 骨に作用して…骨を強く保つ
  • 血管に作用して…動脈硬化を抑制(血管の老化予防)
  • 皮膚に作用して…コラーゲンの合成を促進など

.

そのため、女性ホルモンが減少する(更年期・老年期)と下のようなことが起こりやすくなります。

  • LDL(悪玉)コレステロールの増加
  • HDL(善玉)コレステロールが減少
  • 骨の弱体化(骨折しやすい)
  • 動脈硬化の進行(血管が老化する)
  • コラーゲンの合成が抑制(しわなど)

更年期以降はこういった体の変化が起こりやすいからこそ、より"生活習慣が重要"になります。

.

.

◎生活習慣を整えるポイント

生活習慣を整えるポイントとして、下のようなことを参考にしてみると良いでしょう。

  • 油はなるべく新鮮なものを使う(酸化した油を使うと、動脈硬化が進行しやすい)
  • 質の良い油を使う(オリーブオイルやナタネ油などがおすすめ)
  • 適度な運動をする(有酸素運動は心肺機能の向上・リフレッシュ効果もある)
  • しっかりと睡眠をとる(睡眠不足は、精神的に不安定になりやすい)
  • お茶会・飲み会(話すことでリフレッシュ!)

旅行や映画鑑賞なども良いですが"時間を使う"ので、入浴・瞑想などといった"時間をあまり使わないリフレッシュ方法"も持っておくことがおすすめです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

おがちゃん先生の最近の記事