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【足立区】綾瀬駅高架下の空き店舗にオープン『あやセンターぐるぐる』は気軽に立ち寄れる区の施設

mihhy元あだちっこライター(東京都足立区)

綾瀬駅西口から高架下沿いに北千住方面へ3分ほど歩くと、2023年10月29日にオープンしたばかりの『あやセンターぐるぐる』が見えてきます。
20年近く空き店舗だったというこの場所に足を運んでみると、開放的で明るい施設が出来上がっていました。

通勤・通学や散歩をする人が通るこの高架下に、中の様子が見渡せる開放的な空間が広がります。

青いペイントでぐるぐると描かれた施設のロゴが印象的。
青いペイントでぐるぐると描かれた施設のロゴが印象的。

長い間、シャッターが閉まっていた店舗がどのように生まれ変わったのか興味が湧いてきますよね。

早速、どのような施設なのかご紹介します!

『あやセンターぐるぐる』ってどんなところ?

『あやセンターぐるぐる』は、「やってみたいを、やってみる」というコンセプトのもとに、3つのエリアで構成されています。
こちらは区の施設ですが、足立区の委託を受けて地域活性化・まちづくり支援などを展開している「株式会社はじまり商店街」が運営をしています。
DIYできる賃貸団地として人気の、東綾瀬にある「いろどりの杜」も、はじまり商店街がコミュニティビルディングを担っているんだとか。

クリエイティブなアイディアが生まれそうな空間「oasis」

先ず初めに入ったのは、3つのエリアのひとつ「oasis」「やってみたい」ことを見つける場として、「oasis」には様々なジャンルの本や雑貨などが並びます。

本や雑貨の販売をしている「oasis」
本や雑貨の販売をしている「oasis」

絵本や児童書なども揃っていて、購入が可能です。

窓際のベンチで興味を持った本に目を通してみては?
窓際のベンチで興味を持った本に目を通してみては?

スタッフの方が選書をした、いくつかのテーマに沿った本は手に取って読みたくなる素敵な本がたくさん。

本は、手に取りやすく並べられています。
本は、手に取りやすく並べられています。

図書館とはまた異なった、クリエイティブな空間となっています。

本屋さんとクラフトビール。興味や好奇心の話しで誰かと繋がれそうです。
本屋さんとクラフトビール。興味や好奇心の話しで誰かと繋がれそうです。

また、気軽にコミュニケーションが取れるカウンターも併設されていてドリンクやクラフトビールを購入し、飲むことが出来ます。
コミュニケーションを通して自分の「やってみたい」ことを見つけられるかもしれませんね。

イベント情報発信や、スタッフが伴走してくれる「base」

次に向かったのは3つのエリアのうち2つ目となるお隣の「base」
こちらは「やってみたい」ことをカタチにする場。
ヒト・モノ・コトを繋いでコミュニティをつくるスタッフである、コミュニティビルダーの方が常にいるので、自分の想いを相談してみると実現するためのアドバイスをしてくれます。
民間企業のノウハウを駆使して助言してくれるので、今まで一歩踏み出せなかった方も背中を押してもらえるかもしれませんね。
また、イベント情報やまちの情報発信などもこちらで行っています。

デザイナーさんと大工さんが作製したというスケジュール表でイベント情報も要チェック。
デザイナーさんと大工さんが作製したというスケジュール表でイベント情報も要チェック。


奥には、広々としたシェアキッチンが併設されていました。

今後キッチンを活用して、様々なチャレンジもできそう。
今後キッチンを活用して、様々なチャレンジもできそう。

ドリンクの提供もしているので、隣のシェアスペースでゆっくりと過ごすことも可能です。
今後、軽食の提供も始めていくとのお話しでした。

ドリンクメニュー
ドリンクメニュー

ドリンクにもこだわりが感じられます。

広々として緑が多く飾られ、落ち着く空間。
広々として緑が多く飾られ、落ち着く空間。

誰でも気軽に立ち寄れて挑戦ができる「park」

3つ目となるのは、シェアスペースとしてカフェ・ワーキング・イベントなど様々な用途で活用できる「park」
こちらは「やってみる」チャレンジの場です。
貸しスペースとなっているので、テーブル貸しや半分のスペース貸しなど柔軟に対応してくれるようです。
こちらのスペースを活用して、やりたいことにも挑戦できるそう。

コンセントやフリーWi-Fiも完備されていて、ワーキングスペースとしても便利。
コンセントやフリーWi-Fiも完備されていて、ワーキングスペースとしても便利。

また、「park」には授乳室やおむつ替え台もあるので公園帰りに立ち寄れる点も嬉しいですね。
オープンしたばかりのキレイな施設なので、小さなお子さんと一緒に利用する際も安心だと感じました。

散歩や公園帰りに気軽に立ち寄れるスポットになりそう。
散歩や公園帰りに気軽に立ち寄れるスポットになりそう。


「park」内で上を見上げると、壁が未完成になっている部分がありました。
「今後、地域の方たちと一緒に作りあげていきたい」とのことで未完成のまま。
実際に自分たちが携わった空間だと、その場所は特別な感じがしますよね。
「(この場所に)愛着を持ってもらい、何度も足を運んでもらえたら。」とスタッフの方が話していたのが印象的でした。

未完成部分は、今後地域の方たちと作りあげる予定。
未完成部分は、今後地域の方たちと作りあげる予定。

「ぐるぐる」と循環する場所になっていく綾瀬のニュースポット

施設内を回ってみて感じたのは、コミュニティビルダーであるスタッフの方たちの対応が大変温かく、地域をにぎやかにしようとする熱い想い。

oasisでアイディアと出会い、お酒を飲んでコミュニケーションの中で『面白いかも!』とやりたいことを見つけたらparkで実際にイベントをやってみる。そしてまたoasisで打ち上げをする。
そんな風にぐるぐると循環する場所という意味があやセンター ぐるぐるには込められているんです。」
と、コミュニティビルダーの方が話してくれました。

ぐるぐるとは、地域のヒト・モノ・コトが循環すること

なるほど、印象的なロゴや施設名にはそんな想いが込められていたんですね。

長い間空き店舗だった高架下が明るくなり、気軽に立ち寄れるとても素敵な施設になったので、ぜひ一度『あやセンター ぐるぐる』に足を運んでみてくださいね!

【あやセンターぐるぐる】(外部リンク)
所在地:足立区綾瀬4-6−34
開館時間:oasis 平日:14:00-22:00 土日祝:10:00-22:00
base / park 平日:11:00-18:00 土日祝:10:00-18:00
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
Instagramはこちらからどうぞ。

【はじまり商店街】(外部リンク)
*あやセンター ぐるぐるは、足立区の委託を受けて、株式会社はじまり商店街が運営しています。
【足立区SDGs未来都市特設サイト】(外部リンク)

元あだちっこライター(東京都足立区)

東京の端っこ足立区で暮らす2児の母。足立区内の身近な「楽しい」や「おいしい」を探しては自転車で駆け巡っています。下町人情の残る、古くて新しい足立区の魅力を母親目線も交えて発信していきたいです。

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