「砂消し」って何?ボールペンで書いた字が消せる秘密から上手な使い方まで、文房具のプロが教えます
こんにちは!文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
昨日の夜のことですが、突如「砂消しを紹介したい!」と思い立ちました。こういう天啓は大事にしなくてはなりません。どんなことが待ち受けているのかわかりませんけど、直感にしたがって素直にこの文房具を紹介していきますね。読者の皆さん、応援お願いします。
砂消しは自宅にもあったのですが、せっかくですので行きつけの文房具屋さんに行って購入してきました。入手したのは、ぺんてる株式会社の「SUPER MULTI:スーパーマルチ(超ハード・マルチタイプ)」です。なんだかネーミングが強めでよく消えそうですね。
そもそも砂消しって何?
みなさん、砂消し(すなけし)を使ったことあるでしょうか?最近は、修正液や修正テープが出回っているので、なかなか見かけなくなりました。僕は、子供の頃、おばあちゃんのペンケースから拝借して、よくボールペンで書いた字を消すのに使っていました。
通常の消しゴムが、天然ゴムや塩ビを素材として作られているのはご存知だと思います。この特性を使い、鉛筆の芯(黒鉛と粘土を混ぜて焼き固めたもの)で筆記したときに紙に付着した粉を、こすって絡めとるのが消しゴムです。
これに対して、砂消しの中には「珪砂」といわれる細かい粒子の研磨剤が練り込まれています。この研磨剤を混ぜることによって、紙をインクごと薄く削り取るので消えるのです。僕は、昔は使い方が下手だったので、よく紙が破れました。
では、どう使うのが効果的なのか
昔は力任せにガリガリと紙に押し付けて使っていました。でも、そんな使い方したらすぐに紙が破れてしまいます。正しい使い方は、対象の文字に対して、角張った砂消し部分を押し付け、なるべくゆっくり円を描くようにこすって消していくのが王道です。
試しにチャレンジ!
まずは、自分のノートに丸を書いて、その中に「あ」と書きました。
丁寧に丸く円を書くように消していくと、こんな感じ。よく消えますね。
さすが、砂消しです。きれいに消えました。ちなみに、砂消しは「砂消しゴム」です。この砂消し、最近では100均でも売っているんだとか。どんなレベルのモノを売っているのか、早々に取材に出かけたいと思います。まだまだやることいっぱいあるなぁ。
使ってみると、やすりで紙を削り取っているイメージです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。
では!
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