元統一ウエルター級王者が、16日の3冠同級タイトルマッチについて語った
4月16日にテキサス州アーリントンで催されるWBA/WBC/IBF統一ウエルター級タイトルマッチ。
WBC/IBF統一チャンピオン、エロール・スペンス・ジュニアが先週行ったバーチャル記者会見に、元WBA/WBC/IBF統一同級王者のザブ・ジュダーが参加した。スペンスは、若き日にジュダーに感銘を受け、そのスタイルを真似たそうだ。
ジュダーは言った。
「私はエロールを心から尊敬している。まずは人間性だ。そして、頑丈な点。アマ時代から彼の戦い振りを見ているが、打たれ強いよ。がっしりと立っている。プロになってからは、より大きな存在になったね。冗談抜きでウエルター級の王座を統一するだろう。
エロールに私から掛けるアドバイスなど見当たらない。勝つために必要なことを理解しているし、いいジャブもコンビネーションも身に付けている。ボクサーになるべくして生まれた男だろうね。
私自身、現役時代はウエルター級王者だったパーネル・ウィティカーに憧れたものさ。マイク・タイソンもアイドルだった。
私は、どこで戦おうが気にならなかった。統一ウエルター級王座に就いたコーリー・スピンクス戦は、彼の故郷であるセントルイスで開催された。敵地だったし、生きるか死ぬかの戦いだったね。でも、とにかく目の前のファイトに集中した。今、エロールもそうだろう。
エロールは打たれても下がらない、とにかく攻め続けるよね。その能力に長けている。まだ若く、時代の中心にいられると思うよ」
ジュダーは勝者をエロール・スペンス・ジュニアと予想しながら、WBA王者、ヨルデニス・ウガスについても触れた。
「ウガスも非常に才能のある選手だ。無茶苦茶ハードに練習している。彼の事も心服するよ。キューバ人選手とは試合をしなかったけれど、ホエル・カサマヨールや他のキューバ人ファイターとスパーで手合わせした経験はある。トリッキーで狡猾なテクニックを持っていたよ」
3本のベルトが束ねられるビッグマッチが迫って来た。勝利の女神が微笑むのはどちらか。