【京都市】東山区 『法然と極楽浄土』開宗850年を記念した浄土宗ゆかりの名宝が集結した特別企画展♪
特別展「法然と極楽浄土」が「京都国立博物館」で10月8日(火)から12月1日(日)まで開催されています。
法然(ほうねん)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の日本の僧です。
比叡山で学び、中国唐代の阿弥陀仏信仰者である善導(ぜんどう、613~681)の教えに接した法然。
浄土宗の開祖・祖師にして、日本仏教に大きな転換をもたらした僧侶です。
浄土宗開宗から850年の節目の年に、「京都国立博物館」で特別展示会が開催されています。
「京都国立博物館」にて一般公開前に行われたプレス内覧会に招待されました。
京都会場は東京、京都、九州の3会場中最多の出品数だそうです。
国宝のみでなく重要文化財も多数出品されています。
戦争、天災、疫病など厄災が頻繁していた平安時代末期。
南無阿弥陀仏を唱えることで、誰もが等しく極楽往生を遂げると説く「浄土宗」を改宗。
選択本願念仏集(廬山寺本)は、念仏こそが末法の世にふさわしい行であると体系的に説明されている文献です。
冒頭は、法然の直筆だそうです。
国宝《法然上人絵伝》は今回の目玉作品の一つ、全48巻にも及ぶ大作です。
法然は、現在の岡山県久米郡久米南町生まれです。
蓮糸で織られたという伝説をもつ国宝《綴織當麻曼陀羅》は、縦横4メートルの大曼陀羅で、奈良県外では初公開だそうです。
国宝《阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)》は、本展で修理後初公開。
最後のセクションでは、香川・法然寺の三仏堂(涅槃堂)にある、壮大なスケールで立体化された釈迦の涅槃像と、それを取り囲んで嘆く羅漢、天龍八部衆、動物たちがありました。
撮影可能と書かれたこのセクション。
横たわる釈迦は体長282cmだと説明を受けました。
江戸時代(17世紀)のもので、動物たちのその細かな表情に見ていてほっこり。
「知恩院」の所蔵する躍動感あふれる姿勢をとっている八天像。
知恩院は浄土宗の開祖、法然上人が念仏のみ教えを広め、入寂された遺跡に建つ京都の由緒ある寺院です。
徳川将軍家の帰依きえによって大きく発展を遂げるまでの、浄土宗850年におよぶ歴史が一挙に見れます。
オリジナルグッズもかなり豊富!
極楽風呂桶や極楽手ぬぐいなどもあります。
浄土宗850年の歴史を名宝でたどる特別展「法然と極楽浄土」。
この機会にぜひ、極楽浄土の世界を体験ください♪
展覧会名
特別展「法然と極楽浄土」
Special Exhibition: Hōnen and Pure Land Buddhism
会期
2024年10月8日(火)~12月1日(日)
前期展示:10月8日(火)~11月4日(月・休)
後期展示:11月6日(水)~12月1日(日)
休館日
月曜 ※ただし、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館し、10月15日(火)、11月5日(火)休館
開館時間
午前9時~午後5時30分 ※毎週金曜日は午後8時まで 入館は閉館の30分前まで
会場
京都国立博物館 平成知新館【東山七条】
〒605-0931 京都市東山区茶屋町527