【都城市】あやめをしっとり愛でる、早水神社ルートをご紹介
春が初夏にバトンを渡す頃、パキッとした彩りで私たちを魅了するのが「アヤメ」です。都城市にプチ移住して感じたのが、園庭でなくともあちこちにアヤメが咲いているという素敵さ。なんと都城市の市花はアヤメなんですね!てっきり有名だからという印象で、桜だと思っていたのでびっくりしました。
都城だけでなく、早水公園は宮崎県において有数のアヤメの景勝地として知られていますが、今回は遊具や体育館がある側ではなく、早水神社から楽しめるルートを散策したいと思います。
早水神社側のアヤメのそばにもすべり台、ブランコがあります。広い芝生ですし、お子様が遊ぶにはもってこいなのですが、ここには藤棚に寄って来るスズメバチに注意をお願いする看板があったので、アヤメと同時期に咲く藤棚には要注意かもしれません。この時はすでに藤は終わっているようでした。
水辺も多く、晴れていると空が映ってとても綺麗です。水辺には柵がないエリアも多いので、お子様や歩行に不安のある方は配慮しながら楽しんでいただけたらと思います。鯉がたくさん泳いでいますが餌の売り場はありません。
この水辺を抜けると、いよいよアヤメの絨毯がお目見えします。神社側駐車場からですと、心地よい程度の距離を歩いてきているので、一気にアヤメの紫が広がると感動もひとしおでした。
この紫には言葉を失う迫力があります。一輪だけでも他の花にはない艶やかさ、優美さがあるのですから、これが数万本、早水公園全体では42万本ものアヤメが目の前に広がるので「綺麗」という言葉だけでは足りないほどの感動がありました。これは是非多くの方に見ていただきたい景色ですね。周りにも薦めたい気持ちが止まりません。
この日は雨だったのですが、水にうたれた花びらも美しく、むしろアヤメを見るときは雨の日のほうがいいんじゃないかとすら思ってしまいました。
真ん中には360度見渡せるテラスも。日差しがある時はここで一休みして水分補給するにもいいですね。風が抜けるととても心地よかったです。どこに座っても一等席です。
少し歩くと端の方に高台がありました。木造なので濡れていると階段が少し滑りやすい印象があったので、ゆっくりゆっくり 昇降された方が安心かもしれません。見えた景色はこれまた素晴らしい紫の絨毯。
その高台を満喫した後、細い道を見つけたので進んでいくと、なんと黄色いアヤメに出会えました。素敵なせせらぎとちょっとレア感のある黄色いアヤメ、こっそりテンションが上がります。色々な表情のアヤメがみられるのも、早水神社ルートのいいところかも知れませんね。
駐車場に戻る道中には早水神社があります。ルート次第では始めにも行けるのですが、個人的には最後に境内に入りご挨拶してきました。
神社側の駐車場はあまり台数が止められないので、シーズンの間はアヤメ園側に停めることもご検討いただくと安心かもしれません。(公園案内図右端)
神社そばに宮崎県指定史跡の沖水古墳、絶世の美女といわれる髪長姫が使った泉があり、歴史ロマンにも触れることができます。体育館側とはまた違った早水公園を知ることもできるので、アヤメを楽しむならちょっと大人な早水神社ルートで計画されてみるのはいかがでしょうか?
●DATE●
・場所
885-0016宮崎県都城市早水町3866
・電話番号
0986-25-2608
・お手洗い
和式が2つ(女性用のみ確認)