【現役教師が解説】できるママがやっている!わが子を「努力を惜しまない子」に育てる3つのヒント
「あぁ、もうわかんない!もうやめた!」
「もうちょっと頑張ってみたら?」
子育てをしていると、こんな会話の場面はよくあると思います。親として、わが子に努力を惜しまない子になってほしいですよね。
今日は、できるママがやっている「努力を惜しまない子」を育てる3つのヒントを、学校での様子も交えてお話しします。
1.小さな山からチャレンジさせる
ある日の放課後。泣いている女の子が言いました。
「先生、私、テストやるたくない…」
どうやら、学校のテストで100点を取ることをお家の人に言われていて、かなりのプレッシャーになっているそうです。大きすぎる目標は子どもの足かせになることもあるのです。まずは、登れそうな小さな山からチャレンジさせましょう。具体的で達成可能な目標設定がポイントです。
- 今日は漢字を3つ覚える
- 縄跳びを10回連続で跳ぶ
こんな感じで、ちょっと頑張ればできそうな目標から始めましょう。
GOOD!: 「今から10分だけ、宿題がんばってみよう」
時間を区切って取り組むのも◎。短時間なら集中しやすいですからね。
NG!: 「テストで90点取ろう!」
いきなりハードルが高いと、やる前から諦めてしまいます。
2.「できた!」の喜びを分かち合う
縄跳びの練習中、A君はいつも1、2回で引っかかっていました。でも、少しずつ頑張って、ついに5回跳ぶことができたのです。その日の帰りに、道端で偶然Aくんのお母さんに会いました。
思わず「Aくん、今日ねぇ…」と話しかけると、
「そうなんですか。本当に全然跳べないので、もっと頑張ってほしいです」って。ガーン。せっかくの成長、ママに伝わってなかったんですね。子どもの小さな進歩、気づいてあげるのは意外と難しい。でも、それに気づいて一緒に喜ぶのが、やる気の源になるんです。
GOOD!:
「すごい!昨日より長く集中できたね」
「苦手な問題に挑戦したの?えらい!」
具体的に、何が良かったのか伝えるのがコツです。
NG!:
「90点?あと10点がんばれば100点だったのに」
せっかくの努力が水の泡。やる気を失くしてしまいます。
3.失敗を「次へのステップ」に変える声かけをする
6年生の卒業文集で、健太くんはこう書いていました。
「4年生の時、なわとびが跳べなくて泣いた。でも、負けたくなくて毎日練習した。今は得意な方だと思う」
へぇ、なわとびの得意なBくんにもそんな時期があったんだ。みんな、どこかで躓くんです。大切なのは、そこから立ち上がる力なのです。失敗を恐れず、次につなげる。その視点を育てるのが、私たち大人の役目かもしれません。
GOOD!:
「うまくいかなかったのは残念だけど、いい経験になったね。次はどうする?」
NG!:
「だから言ったでしょ!」
萎縮して、新しいことに挑戦する勇気をなくしちゃいます。例えば、親が失敗したときこそチャンス。
「あ〜、やっちゃった〜。でも次はこうしてみよう!」
そんなふうに前を向く姿を、さりげなく見せてあげるのも良いですね。
まとめ
いかがでしたか?これらのちょっとした工夫で、子どもの「努力を惜しまない力」はぐんと伸びていきます。毎日の生活の中で、できることから始めてみてください。きっと、あなたのお子さんも、努力を惜しまない子に育つはず!でも、完璧を求めすぎずに、肩の力を抜いて楽しんでいきましょうね。
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