進学校がクラス図書にして損のない漫画3選
◆医学部進学者の多い高校を想定
久々の書籍紹介シリーズ、今回は進学校向けに紹介したい漫画3選である。
具体的には、医学部進学が一定数いる高校を想定対象として、クラス図書にしても損のない漫画を選んだ。
実は、今回選んだ3冊は筆者の母校(北海道の北嶺高校)にクラス図書(中高で6学年×3クラス)として寄贈しよう、と暇を見ては買い集めている最中である。
おそらく、どれか1タイトルは医学部進学の多い高校なら置いていそうだ。
できれば、3タイトルとも良書であり、合わせて揃えることをお勧めしたい。
◆『Dr.Eggs』…医学部進学の高校ならクラス図書にしたい
『Dr.Eggs』
集英社/三田紀房
2021年連載開始
2024年3月現在、7巻まで刊行(連載中)
著者の三田氏は『ドラゴン桜』『ドラゴン桜2』などで有名。
同書は舞台を山形の国立大学医学部としている(作中では「出羽医大」)。
成績がいい、という理由だけで医学部進学を勧められた男子学生が主人公。
2024年3月現在、7巻まで刊行されており、3年生1学期まで物語は進んでいる。
三田漫画だけあって、現役医師や医学部関係者、医学部生には相当取材した形跡が随所にあり、医学部進学者の多い高校なら最低でも図書室、できればクラス図書として常備しておきたい。
※以下、400字は有料版で公開
◆『賢者の学び舎 防衛医科大学校物語』…防衛医大がテーマ
『賢者の学び舎 防衛医科大学校物語』
小学館/山本亜季
2018年~2020年『ビッグコミックスペリオール』で連載(終了)
全5巻
『Dr.Eggs』と同様の医学部漫画で、こちらは防衛医科大学校を舞台としている。
校名通り、自衛隊の医師(医官)を養成する教育機関であり、防衛省所管の大学校である(文部科学省所管の大学と同様、学位は取得できる)。学生は国家公務員として給料等の支給がある(もちろん、学費は無料)。
ただし、医師とは言え、自衛隊の医官を養成する前提なので、自衛官としての基礎訓練はあるし、入学当初は医学部というよりは運動部の部活をやっている、とも言われる。
同書はそうしたリアルも丁寧に描いている。
※以下、240字は有料版で公開
◆『ガクサン』…史上初の学習参考書コメディ
『ガクサン』
講談社/佐原実波
2022年連載開始/講談社・マンガサイト「コミックDAYS」で連載中
2024年3月現在、7巻まで刊行
『ガクサン』は学習参考書の出版社を舞台とするコメディだ。
中途採用された女性社員が主人公で配属先はお客様相談係。そこには、学参オタクの元編集者がいて…という設定。
勉強をネタにした漫画はこれまでにもあったが、学習参考書をネタにした漫画は同書の帯にある通り、史上初。
参考書の使い方や最新の大学受験事情などもちょこちょこ入っている。
しかも、実在のすぐれた参考書を紹介しているところなどは高校生にとって参考になるだろう。
※以下、270字は有料版で公開
◆以下、有料公開部分となります。
※無料公開部分1100字・有料公開部分の文字数900字/合計2000字
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