【京都市伏見区】冬枯れの伏見中書島を歩く! 若者も訪れるグルメストリートに変貌した竜馬通り商店街へ。
【昭和男子の京都時空案内 伏見中書島編 前編】
伏見は、日本書紀にある山背国俯見村、その後、桓武天皇陵が807年(大同2年)に、この地に移され、拾芥抄などに、「伏見山に在り」と記されているほど古くからその名があるようです。その後、豊臣秀吉が京と大坂の中継点として、桃山丘陵に伏見城を築いて城下町として発展。江戸時代には、伏見奉行の支配下となり、高瀬川が開削され、京都と大坂を結ぶ淀川水運の起点として栄えました。
そんな伏見の街を2023年1月22日の冬枯れの時期に歩いてみました。京阪中書島駅近辺では、良質の硬水が各所から湧きだしていて、新高瀬川沿いなどに古い酒蔵が今も建ち並んでいます。
中書島は、もとは宇治川により隔てられた島でした。 中書島という名は、かつて賤ヶ岳の七本槍の1人と言われる脇坂中務太輔安治の邸宅があり、中務太輔の唐名「中書」が地名として定着したものと伝わります。
蓬莱橋を渡ると、竜馬通り商店街へ繋がっています。かつて維新の志士も駆け抜けた維新回廊、石畳やガス灯風の街路灯、京町家風の外観とレトロな雰囲気はそのままに、風情ある商店街として観光客にも人気です。そんな竜馬通りに、最近、若い人たちが集いそうなお洒落な飲食店が増えていて、さながらインスタ映えのするグルメストリートの様相を示しています。
国産ハイボール専門店「八一堂」
甘酒ラテなどが楽しめる「AMAZAKE HOUSE」
お酒ゼリー専門店「ぷる~酒」
納屋町商店街の向かいにあたる北側の入り口は、かつて確か老舗の茶葉の店だったと思うのですが、自家製クラフトビールと食事が楽しめる「家守堂」に変わっていました。
これは、1日居ても楽しめそうな空間です! ぜひ変貌する竜馬通り商店街へ訪れて見てください。
竜馬通り商店街(外部リンク)京都市伏見区車町273 075-205-1102