「世界のカキの半分以上は日本由来」佐賀県が公開した動画、1週間で10万回再生!
佐賀県と聞いて何を思い浮かべるだろうか。吉野ヶ里遺跡、伊万里焼など様々あるが、実はカキも有名なのだ。カキと言えば広島のイメージが強いが佐賀県もカキの名産地なのだ。
佐賀県は全国に広がるカキ小屋の発祥の地である太良町のブランドカキ「竹崎カキ」が旬を迎える季節に合わせ、世界のカキ、日本のカキ、有明海、竹崎カキの特徴を3分にまとめたPR動画「世界の半分以上が日本由来の意外なもの」を、2017年1月10日に公開した。
動画はYouTube版とFacebook版があり、Facebook版の動画は公開1週間で10万回以上再生された。
▼「世界の半分以上が日本由来の意外なもの」(YouTube版)
「世界の半分以上が日本由来の意外なもの」
動画では、今や全国各地に広がるカキ小屋発祥の地として、佐賀県太良町で20年以上愛されてきた「竹崎カキ」が育つ日本一の干潟有明海や、日本のカキの特徴、世界のカキ事情を紐解いている。国際連合食糧農業機関(FAO)の2012年の統計によると、世界に流通するカキ(474万トン)の半分以上が日本由来のマガキ(259万トン)。さらにフランスの市場の99%は日本由来のカキであるという結果もあるとのこと。
動画の中では、世界のカキ、日本のカキ、有明海の特徴や有明海で育つ「竹崎カキ」の3つの特徴「成長スピード」「栄養価が高い」「太い、甘い、縮まない」を、情報やデータを視覚的に伝えるインフォグラフィックで表現している。また環境変化や病気に強い日本のカキの素晴らしさや、有明海の持つ「干満差」「栄養豊富」「浮泥」「塩分」といった特異性を伝えることで、1月~3月に旬を迎える「竹崎カキ」の魅力を日本及び世界に発信している。
Facebook動画が1週間で10万回再生!
佐賀県が公開した「世界の半分以上が日本由来の意外なもの」の動画では、バックに音楽が流れているものの基本的には「テキストと動画、画像」だけで編集されている。佐賀県のカキについて、日本語だけでなく、英語でも書かれているので、読んでいれば理解できるし、現地の様子も伝わってくる。
また動画は正方形サイズで作成されており、Facebookページで見た方がYouTubeよりも見やすい。そのような点がFacebookの動画が1週間で10万回再生された要因だろうと、佐賀県の担当者は話している。
この動画を一番視聴しているのは、25~34歳の男性で、地域別では東京だそうだ。「竹崎カキは地元ではそれなりに知られていますが、県外での知名度はまだまだですので、東京の男性に一番見て頂けたというところで大変嬉しく感じております」とコメントしている。
「これは知らなかった」「信じられない」「ここ数年来のトリビアネタを得た気分」といった驚きのコメントが寄せられている。たしかに日本のカキがここまで世界中で食べられているとは、知らなかった人は多いだろう。