2024年9月22日（日）10:00開演、『こどもと音楽あそびの広場【輪音】第1回発表会』が、朝倉郡筑前町の「めくばーる町民ホール ホワイエ」で開催されます。

時間は午前の部、9:30開場～10:00開演、午後の部、13:00開場～13:30開演となっています。

自宅で音楽療法教室を主宰し、発表会の主催者である近藤美和子さんに開催に至る想いを伺ってきました。

今回、なぜ発表会を開催しようと思ったのでしょうか？

近藤さん「日頃のレッスンの練習の成果を人前で演奏するという体験はもちろんのこと、そのステージに立つまでに至るプロセスは、こどもたちを大きく成長させ、自信となります。

わたしが大切にしていることは、ただ楽譜通りに弾くこと・間違わないことではなく、音による自己表現・音によるコミュニケーションです。

音はその人の言葉であり、音はその人そのものであり、音楽をすることは、生きることだからです。」

人が発する音は、生きる証！

近藤さん「出演者の中には、重度のハンディを持ったお子さんもピアノやパーカッションで演奏します。

彼らの言葉ではなく音で表現する姿、音で人と心が通じ合う瞬間をぜひ生で体感して頂きたいです。

彼らの【生きる】が音になります！」

人が音楽をするとは…その真髄を目の当たりにできる発表会

近藤さん「27年間音楽療法の現場で、様々なハンディを持つお子さんたちから人が音楽することの意味を学ばせてもらいました。」

「音の中に人が映し出されます。まず心が動くから息が動き、身体が動き音になります。

【息】＝【生き】（る）です。

その場その瞬間に会場の皆様と響き合う、本番でしか生まれない音をぜひ楽しみにしてください♪」

普段から音楽を通してお子さんにより添う近藤さんだからこそできた、今回の発表会。

心を動かしてたくさんの感覚を使い、命いっぱい音楽を楽しんでいるこどもたちの姿が思い浮かびますね。

個性を大事にし、音楽だからこそ、自分自身が豊かに生きているということを感じられる発表会になると思いました。

そんな世界を、この発表会を通してたくさんの人に知ってもらいたいと思います。

左手のピアノ奏者、河野信幸さんのミニコンサートもあります

発表会では左手のピアノ奏者、河野信幸さんのミニコンサートもあります。

愛媛県からこの日のためにお越しになるそうです。

信幸さんは、生後10日で脳梗塞を患い右半身麻痺の後遺症が残ることが分かりました。

恩師である近藤さんとの出会いは、信幸さんが1歳半の時。

以来ピアノを続け、第1回左手のピアノ国際コンクールでは、「こころピアノ音楽賞」受賞、第2回大会では入選。

2024年10月には大阪でコンサートも決定しており、左手のピアニストを目指して活動中。

信幸さんの優しく包み込んでくれるような美しい音色は、これまで多くの人を魅了してきました。

信幸さんにとって今のご自身が音楽と共に生きる原点となった恩師、近藤さんとの連弾・会場の皆様との合唱もあります。

音楽と絵のコラボレーション

また、福岡だけでなく県内外で活躍されている画家の梶山奈実さんの絵画を会場に飾り、展覧会風にするそうです。

近藤さんと梶山さん・出演者のこどもたちとのライブペインティングも。

先生と生徒さんによる楽しい音楽パフォーマンスはどんなものなのか…楽しみですね！

赤ちゃんから大人まで、どなたでも気軽に参加できる発表会です。

今週末は、【生きる】を音楽で感じられる発表会に足を運んでみられてはいかがでしょうか？