東京都心は2度、わずかに初雪の可能性あり?
次々に低気圧が通過へ
上図は、あさって7日(土)午前9時の予想天気図です。日本付近には3つの低気圧があり、それぞれ東進する見込みです。
このうち東京都心にわずかに初雪をもたらす可能性がありそうなのが、1と2の低気圧で、特に2は冬季の関東地方に雨や雪を降らせる南岸低気圧と呼ばれるもので、今回もこの2の低気圧の方が比較的しっかりとした降水現象をもたらす可能性があります。
とはいえ、まだどれ位降るか、雨で降るか、雪で降るかなど、予想は定まっていません。今後も最新情報に注意が必要です。
では東京都心で初雪の可能性がわずかにある1と2の低気圧による、現時点での影響をみてみましょう。
1度目は6日(金)夜遅く
まず1の低気圧ですが、あす6日(金)夜遅くにかけて、関東南部の沿岸部に顕在化する計算です。低気圧としては赤ちゃんのような小さなものですが、これに伴う降水域が千葉や神奈川を中心に少しかかる予想です。
上図では東京都心は雲に覆われる程度ですが、この雲域の中に、弱いながら降水域が発生する可能性があり、東京都心でも弱いながら降水現象が生じる可能性があります。
あす6日(金)夜遅い時点での東京都心の気温は6度程度ですが、湿度は50%程度で、もし降れば、比較的、乾燥した状態で降水現象があるため、雪粒が溶けずに落ちてくる可能性も考えられます。ただ可能性としては大きくはないでしょう。
2度目は7日(土)日中
そして2度目は、2の低気圧が通過するあさって7日(土)日中です。日中といっても、昼過ぎの3時間程度とみられますが、今のところ1度目と違い、数ミリの降水現象はあるとみられます。
では雨になるか雪になるかみてみましょう。
東京都心は弱い雨が主体で、わずかにみぞれの可能性も?
あさって7日(土)午後1時の雨やみぞれ、雪の予想が上図です。
降水現象としてはかなり弱いものですが、山梨や長野、神奈川の丹沢、東京の奥多摩などは雪で降る予想です。
一方で、東京都心は、気温が5度から6度程度で、弱い雨が主体とみられますが、降水現象が始まる時点で、湿度が50%程度であれば、1度目と同じように弱い雨の中にわずかに雪粒が交じる可能性も考えられます。ただ可能性としては大きくはないでしょう。
以上のように現時点で、東京都心での初雪の可能性は2度のタイミングがありますが、いずれも可能性は大きくないとみられます。初雪は降らずとも、東京都心では年末の12月23日から一滴も降水現象がなく、乾燥注意報が出っぱなしの状態ですから、ある程度のお湿りは欲しいものです。