【葛飾区】紅色のサザンカがびっしりと咲く一角が見事!冬の水元公園の穴場、苗圃を彩る艶やかな花
厳しい寒さが続き、都内最大の水郷公園の水元公園では、メタセコイアなどの高木がすっかり落葉しました。そんな冬木立の景色が広がる中で、園内の奥にある「苗圃(びょうほ)」では、サザンカの花が見頃になっています。紅色の花がびっしりと咲き誇る一帯が見事です。
苗圃があるのは広大な園内の北部。円錐形の冬木立が美しい「メタセコイアの森」の手前の分かれ道を右に抜け、中央広場に沿ってのびる遊歩道を進むと、右手に多彩な樹木が整然と並ぶエリアが現れます。
ここは都立公園や街路を整備する際に、樹木を供給するために運営されている場所。様々な種類の苗木や預かり樹木を、いくつかの区画に分けて、大切に育成しています。
多くの木々が並ぶ中で、ぱっと目を引くサザンカの一群があるのは「圃場2区」。光沢のある葉をつけた大きなサザンカの木々に、艶やかな紅色の花がこんもりと咲く様子が圧巻です。
少し奥まった場所にサザンカの木が並んでいるため、思いがけず明かりが灯る隠れ家を見つけたような雰囲気。訪れる人も少ない場所で、華やかに咲くサザンカに、目が釘付けになります。
冬枯れの園内で、鮮やかな花を一斉に付けたサザンカが並ぶ様子は、見ているだけで心が温かくなります。冬の寒さを忘れそうな景色です。
「圃場7区」にも、紅紫色の花をいっぱいに付けたサザンカの木が並んでいますよ。こちらは散策路に面した位置で咲いており、遠くから見ても目立ちます。
多彩な種類の樹木を見られる苗圃は、公園の中心部から離れていますが、静かな散策を楽しめるのが魅力です。「圃場1区」はイチョウの木々が育てられている場所。現在は立ち並ぶ木々がすっかり葉を落としており、地面は黄色い葉で埋め尽くされています。鮮やかな落ち葉のカーペットは、冬ならではの眺め。風情があります。
風が冷たい日が続きますが、晴れた日には水元公園を訪れて、苗圃の一角を鮮やかに染めるサザンカの花を眺めるのはいかがでしょうか。寒さの中で艶やかに咲く花に、元気をもらえます。
名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/mizumoto/