尹大統領の支持率は就任以来最低の20% 野党は大統領弾劾に着手!
世論調査会社の韓国ギャラップの最新世論調査(9月10~12日実施)によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は2022年5月の就任以来、過去最低を記録した。
韓国ギャラップが全国成人男女約1000人を対象に9月10~12にかけて行った世論調査の結果が今朝発表されたが、尹大統領の支持率は20%。前回(9月第1週)の23%よりもさらに3ポイントも下落していた。「不支持」は反比例し、70%と、前回よりも3ポイント上昇した。
大統領就任の1か月後に行った調査では尹大統領の支持は53%もあったので任期2年4カ月で33%も大幅減少したことになる。
支持しない理由としては2週続けて「医大の定員拡充」(18%)と「経済・民生・物価」(12%)が最上位に上げられ、次に「コミュニケーション不足」(10%)、「独断的で一方的」(8%)が続き、金建希(キム・ゴニ)夫人の問題も支持しない理由としてランクされていた。
韓国ギャラップ調査では尹大統領は与党「国民の力」が4月の国会議員選挙で大敗して以来、20%台を脱しきれない状態が続いている。
保守と進歩層の固定支持層(コンクリート層)はそれぞれ30%いるとされているが、尹大統領は中道層だけでなく、保守層からも支持を失いつつあることがわかる。
尹大統領の支持率は1987年以降の歴代大統領としては最少と言われている。
折しも最大野党の「共に民主党」をはじめ「祖国革新党」など野党4党は一部議員らが9月11日に「尹錫悦弾劾準備委員連帯」を結成し、国会で弾劾発議を出すための運動を展開すると宣言しているが、今後どこまで広がるかが、注目される。