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知らないと損をするうつ病と適応障害の3つの『共通点』とは!?

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

先日、「うつ病と適応障害の違いって何ですか?」と患者さんに聞かれることがありました。

確かに患者さんにとっては、治療方針が変わることもあるかもしれませんし気になるところかと思います。

そして事実として、うつ病と適応障害は非常に混同されやすいんです。

適応障害は特定の事象に対する一連の不適応症状であり、いわゆる古典的なうつ病は脳内の神経伝達物質の乱れからなる病気です。

こう聞くと全く違う病気のように思われますが、実は似通っていて間違われやすかったりもするんです。ではなぜ両者が間違われやすいのでしょうか?実は両者には似通った3つの理由があるからなんですね。

この共通点を知っておくだけで、うつ病と適応障害を間違えてしまうことがグッと減るはずですよ。

本日はうつ病と適応障害の共通点についてお話しします。

うつ病と適応障害が3つの共通点

うつ病と適応障害の共通点をここでは、3つにまとめてみました。

①症状が似通っている
②似たような薬を使う
③適応障害がうつ病に移行していることもある

それぞれ深堀りしていきましょう。

①症状が似通っている

うつ病も適応障害も症状としてはかなり似通っています。

もちろん病前性格や日内変動など、うつ病らしい症状、適応障害らしい症状というのは専門的にはあります。

しかし、一般的にみて両者の違いは症状から鑑別することは、難しいんです。

それくらい両者の症状は似通っており、精神科医でさえ迷うこともしばしばあります。

精神科医でされ迷うこともあるのですから、一般的にうつ病と適応障害が混同されてしまうのも無理はありませんね。

②似たような薬を使う

うつ病でも適応障害でも、睡眠薬や抗不安薬、抗うつ薬といった精神科の薬を使うことになるでしょう。

抗うつ薬を使うからといってうつ病というわけでもないんですね。

しかし、患者さんとしては、「抗うつ薬を使っているからうつ病なのかな」と思っても無理はありません。

うつ病も適応障害も似たような薬を使うことが、両者が混同されやすい一つの理由となっていますね。

③適応障害がうつ病に移行してしまうこともある

会社のストレスで休業し経過をみていた方が、なぜか休んでも良くならない。

こんなことが時々あります。

実は適応障害でストレスに耐え続けている状態が続くと、うつ病に移行してしまうことがあるんですね。

主治医に適応障害と言われていたが、いつの間にか診断名がうつ病になっていたというのもこの事から起きます。

このように適応障害からうつ病になってしまうことがあるのも、両者が混同されやすい理由の一つですね。

まとめ

今日はうつ病と適応障害が間違いやすい3つの理由についてお伝えしました。

今日、お話したように、適応障害からうつ病に移行してしまうこともあるんです。

うつ症状がある際には早めに医療機関に相談することをお勧めします、我慢しすぎないでくださいね。我慢しすぎていると自分でも知らぬ間にうつ病に移行している可能性すらあるんです。だからうつ病を我慢することは良くないんですよ!

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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