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当てはまる?自律神経失調症とストレスに影響を受けやすい5つの性格パターン

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」の2種類から成り、この2つの神経がお互いにバランスを取ることで身体内部の環境をちょうど良い具合に調整してくれています。

近頃、「なんとなく調子が悪い」「疲れやすい」「気力がわかない」「情緒不安定」…などそんな状態にあるのなら、自律神経の乱れが原因にあるかもしれません。

朝晩の寒暖差や多忙によるストレス、睡眠不足など、心身に疲労が蓄積すると、自律神経は乱れやすくなります。

また、どちらかと言うと、現代人は「交感神経優位」の人が多いとも言われておりHSPさんも例外ではないでしょう。

しかも一説によれば、副交感神経の働きは男性で30代、女性で40代を境にガクンと下がるとも言われています。

では、どうすれば副交感神経の働きを高め、両方が上手くバランスを保つ状態にすることができるのでしょうか。

今回は自律神経失調症が起こるメカニズムとホルモンの影響、ストレスを感じやすい性格タイプについて考えてみたいと思います。

「自律神経失調症」が起こるメカニズムとは?

「自律神経失調症」とは、交感神経と副交感神経がバランスを崩した状態です。

自律神経は体内の臓器や器官が円滑に動くように常時、コントロールする役割があるのですが、その役割が上手く働かないと全身のいたるところに、さまざまな不快な症状が表れるようになってしまいます。

自律神経はひと言で言うと、「生命活動の根幹」つまり「ライフライン」を支えていると言えるでしょう。

どんな些細な症状であったとしても、体が発するSOSだと言えますので、軽く見るのではなく、早めに対処していくことが肝心です。

自律神経失調症になると表れやすい不快症状については以下の通りです。

・疲れやすい、いつも体がだるい
・不安で仕方がない、ドキドキする
・無気力、脱力感がある
・よく眠れない、寝起きが悪い
・フラフラする、めまいがする
・気分が落ち込む
・頭痛、肩こりに悩まされている
・食欲がない

「ホルモン」と「自律神経」の関係は?

特に女性の体に大きな影響をもたらす女性ホルモンのバランスが崩れると「自律神経失調症」にかかりやすくなります。

なぜなら、女性ホルモンと自律神経がどちらも脳の「視床下部」という部分でコントロールされているからです。

視床下部は脳の奥の方にあり、極めて重要な部分です。

働きとしては摂食、体温、情動、睡眠、性機能などを調節する役割があり、自律神経の中枢となっています。

つまり女性ホルモンのバランスが崩れたら、その影響を受けて自律神経にも乱れが生じてきます。

女性ホルモンの分泌に際立った変化が起こるのは、初経の始まる思春期、妊娠・出産を経験する20~30歳代、閉経を迎える更年期です。

また、月経前も女性ホルモンが乱れやすい傾向にあり、なんなく無気力になったり、憂うつになって落ち込んだり、落ち着かなかったり…といった経験があるかもしれません。

ストレスに影響を受けやすい5つの性格パターンは?

繊細な気質を持つHSPさんにおいては、先述したホルモンだけに限らず、ちょっとした刺激で自律神経が乱れやすい傾向があると言えます。

特にストレスに弱い方の場合は、精神症状が強く出る傾向があるとも言われているため、何の対策もせず長引かせてしまうと、大きな病を併発するリスクが高まります。

そこでまずは、自身の性格傾向を知ることで、自律神経の乱れを防ぐ対処ができないか考えてみましょう。

過剰適応タイプ

自分のことより、他人の都合にばかり合わせてしまうタイプです。

周囲の人たちに気をつかい過ぎる反面、自分の気持ちや感情を抑えてしまうために、ストレスがたまりやすく、自律神経のバランスを乱してしまいます。

依存心の強いタイプ

自分の行動に対して責任を取る必要が出てきたり、相手が取り合ってくれなかったり、相手から愛情を与えてもらえなくなると、それが大きなストレスになります。

過干渉や過保護に育てられた方に多いタイプと言えます。

自己中心的なタイプ

自分で自分の感情を把握できずにイライラし、情緒不安定になりやすい傾向があります。

どちらかと言うと、他人を思いやることが苦手なため、対人関係のトラブルを起こしやすく、自分自身の感情も上手くコントロールできないため、常にストレスを感じやすいタイプだと言えます。

人との信頼関係が築けないタイプ

愛情を十分に受けずに育った人は、成長してから他人との信頼関係を築くのが苦手で、対人関係を上手く結ぶことが苦手な傾向があります。

その結果、対人関係がスムーズにいかず、ストレスを感じるようになります。

常に駆り立てられているタイプ

せっかちでいつも時間に追い立てられ、誰にも負けないという競争心の強いタイプです。

しかし、常に緊張状態にあり、それがストレスとなって自律神経のバランスを乱してしまいます。

まとめ

今回は自律神経が乱れる体の中の原因と、自律神経が乱れやすい性格タイプについて紹介しました。

性格傾向は自律神経を整える上でも大切な要素になりますので、日ごろから自分の考え方のクセや物事の受け止め方を把握するよう心がけましょう。

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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