【素直な子どもの保護者はやらない】子どもが素直じゃなくなる瞬間3選と自ら動いてくれる実践法
子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。
保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっと楽になる方法を発信をしているちあき先生です。
保育園やスーパーやコミュニティーなどで、自分以外の親子を見た時、とてもお利口さんなこどもを見たことがありませんか?
“年齢も同じくらい、ママの年齢も自分と同じくらいか、なんならちょっと若い…⁈
こどももママもあの余裕はなんなんだ…!!〟と理解できないゆとりを醸し出してる親子に出くわしたことってあると思います。
あの余裕を持っている親子は、ある共通点があります。彼女達がやらないことがあるんです。たくさんの親子と関わってきた私自身の経験もふまえて、ぜひその共通点と方法をお伝えします。
どれも、今日から始められる簡単なことばかりなので、ぜひ日常の生活に取り入れてみてください。それでは早速お伝えしていきましょう。
子どもが素直じゃなくなる瞬間TOP3
私がこれまで1000人以上の親子と関わってきて、確実に言えることがあります。それは、“子どもは全員素直〟だということです。むしろ素直じゃない子どもを見たことがありません。もちろん時と場合によって素直じゃない時とありますが、根本的にはみんな素直です。
そう、つまり前提としてこの“子どもは全員素直〟だということを忘れないで欲しいです。では、そんな素直な子どもが素直じゃなくなる時ってどんな時でしょうか?
以下の3つがあげられるのではないかと思います。
1、思い通りにならない時
2、納得がいっていない時
3、自分のことを見てもらえてないと感じた時
順番に解説します。
1、思い通りにならない時
まず、一つ目が思い通りにならない時。分かりやすくゲームを例に出します。“ゲームがやりたいのに、宿題をやらないといけない〟こんな時に、つい宿題をやらずにゲームに没頭してしまう小学生男子の話をよく聞きます。
子どもの行動を見たら単純明快!「やりたいことはやる、やりたくないことはやらないor時間がかかる」んです。思い通りにならない時は、「〇〇がしたい!」と強く思っているのに、それができないときに素直になれない行動を見せることがあります。
2、納得がいっていない時
気づけば大人である私たちも日時生活の中で“なんでやってるんだろう…?〟〝これってやる意味あるのかな・・?〟ってことがありませんか?
別にやらなくても何の支障もないんだけど「みんながやってるから、そういうもんだからやる」っていうことは、集団生活に慣れていけばいくほど当たり前になっていきます。これは、大人になればなるほど、世間体とか表面的な付き合いなどが増えてくるので仕方ない部分ではあると思います。
しかし、子どもたちには仕方ないという感覚はありません。楽しいことはやりたい!嫌なものはやりたくない!んです。ましてや、ワガママがまかり通るお家では“なんでそれをやる必要あるの?〟納得している方がいいはずですよね。
3、自分のことを見てもらえてないと感じた時
自分のことを見てくれていない時、子どもは反抗しようとします。
反抗してママを困らせることで構ってもらおうとする心理が働くんですよね。だから、もちろん素直になれない場合が多いです。素直になったらママが振り向いてくれなくなってしまうからです。
子どもが素直になれない時、本当は素直に甘えたいのに甘えられていない状態で「僕のこと、私のこともっとこっち見て!」のサインなのかもしれません。
素直な子どもの保護者はやらない!ひそかに実践している5つのこと
では、素直な子どもの親御さんたちは一体どんなことに気をつけているのでしょうか?日常生活で実践されていることを5つにまとめました。
ひそかに実践していること1、ガミガミグチグチ言わない
ひそかに実践していること2、話を聞く
ひそかに実践していること3、言うことをコロコロ変えない
ひそかに実践していること4、自分と子どもは別人
ひそかに実践していること5、子どもの失敗を失敗だと思わない
順番にご紹介します。
ひそかに実践していること1、ガミガミグチグチ言わない
まず一つ目は、ガミガミグチグチ言わないことです。
ガミガミグチグチ言うことで、言っている側は〝注意したつもり〟になっているだけのことが多いんです。もしくは、大人側が一瞬だけスッキリするということかもしれません。でも実は子どもには全然伝わっていないんです。
むしろ子どもにとってマイナスに働いてしまうことも多いですよね。
素直な子どもの親御さんは何をしているかというとガミガミグチグチ言わないだけでなく、〝言葉だけに頼りすぎない〟ということをしています。
ことば「ダメ!」「ほらまたそうやってイタズラして!」注意したいことを思ったとおりに何でもかんでも言葉だけで伝えればいいというものではありません。
素直な子どもの親御さんも同じように〝イライラしてしまう〟ことがあります。でも、ガミガミグチグチ言えばいうほど、言うことを聞いてくれなくなるということを知っているんですよね。
毎日上司や先輩にガミガミグチグチ言われたら、どう思いますか?
思春期の子風に言えば、「うるせー、また言ってるよ」ですよね。
悲しいことに、こっちは労力を使って一生懸命伝えていても、本人には全く伝わってないんです。この労力、無駄だと思いませんか?笑
注意しなければいけない時は、言葉だけでなく行動で伝えることもできます。
例えば、お椅子の座り方がおかしかった場合には、「ちゃんと座りなさい!」ではなく、強制的に椅子の向きを前にして、ちゃんと座れるような位置に整えるなど、環境を整えたり、椅子の座り方が学べる絵本や動画を見せたり、ママ自身がモデルになっていかにちゃんと座ることが楽しくて気持ちいいかを行動で伝えることもできます。
もう一度いいますが、ガミガミグチグチ言えばいうほど、子どもは言うことを聞いてくれなくなります。
危ないことや命に関わるような時にしっかりとこちらの言葉を聞いてもらえるよう、普段ガミガミグチグチいうことは極力控えて、いつでも話を聞いてもらえる関係性にしたいものです。
ひそかに実践していること2、話を聞く
素直な子どもの親御さんは、子どもの話をよく聞いている印象です。
大人からしたら少しめんどくさいなぁと感じる行動を見た時〝その視点、面白いなぁ!〟というように、子どもに対して興味深さを持っているイメージです。
自分が子どもの話を聞かないということは、子どもからも話を聞いてもらえなくなってしまうことを知っているのかもしれません。
話を聞いてもらいたいなら、まずは話を聞いてあげること。
いつも毎分毎秒話しをきいてあげるということではなく、1日たったの数分でいいから、ママに話を聞いてもらったと子どもに感じてもらうことを大切にしたいですね!
ひそかに実践していること3、言うことをコロコロ変えない
3つ目は、言うことをコロコロ変えないということ。分かりやすく言えば〝一貫性を持つ〟ということです。
「同じ状況にも関わらず、昨日はゲームをしてもいいけど、今日はダメ。」ということがあったとすると、子どもからしたら「昨日は良かったのになんで今日はダメなの?」という混乱します。
時にはイレギュラーなことはあってもいいですが、それは基礎がついてからです。それまでは基本軸はブラさないようにすると子どもにとってもルールを守りやすい環境になります。
脳が混乱しているということは、耳を傾けたくない=聞けなくなるというもの。
時にイレギュラーな場面では、特別な日があってもいいかもしれませんが、日常ルールは一貫性を持つことが大切です。分かりやすさも大切です。子どもに伝わる言葉やルールはシンプルイズベスト。
例えばこんな感じです。
「目が悪くなるから、ゲームは1時間以内。」
ルール内容は、どんなものでも構いません。家族や我が子が守れそうなルールをぜひ考えてみましょう。小難しいルールや言葉は使わず、シンプルな言葉で伝え、習慣化していきましょう。
ひそかに実践していること4、自分と子どもは別人
〝自分と子どもは同じ価値観を持っている〟こう思っていると、子育ては苦労する場面が増えてしまいます。家族であっても、みんな別人です。双子であってもみんな別の要素や性格を持っています。
素直な子どもの親御さんがもっている要素として、「自分と子どもは別の生き物だ」ということが挙げられます。
自分と子どもは別と捉えることができると、「自分が思っていることと違う言動をして当たり前」という前提があるので、突拍子もない言動をされたとしてもお子様のことをおおらかに見れるようになるんですよね。
ひそかに実践していること5、子どもの失敗を失敗だと思わない
失敗させないように予防線をはったり、親が敷いたレールの上に子どもを生きさせるということはしません。むしろ〝子どもの頃に失敗しなくちゃいつするの?〟と言わんばかりにどんどん経験とチャレンジさせます。
失敗は、生きるための必要な糧です。その糧を取り除いたあとにどのようなしっぺ返しがくるのか?をイメージできているのかもしれません。
まとめ
素直な子どもが素直でなくなってしまう時は、何かしら原因があります。
その原因に気づき、早く取り除いておけば、素直なまま大きく成長します。
〝素直〟という言葉は簡単に言えますが、大人になるまで素直で居続けることは案外難しいです。しかし、素直な要素を持っている人は、いつどこで生きるにしてもとても重宝されますし、子どもたち本人も自分らしく生きていくための強みになると思います。
その素直さの芽を私たち大人がうっかりもぎ取ってしまわないよう、少しだけ意識を持って子どもに関わっていきたいですね。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。