【京都市】東山区 市内各地で行われるアートの祭典【ニュイ・ブランシュKYOTO 2021】
ニュイ・ブランシュKYOTO 2021~パリ白夜祭への架け橋~-現代アートと過ごす夜-
パリと姉妹都市の京都では、今年も日仏の現代アートを無料で楽しめる一夜を提供。
京都市の姉妹都市であるパリ市では,夜通し現代アートを楽しめるイベント「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」が毎年10月に開催されています。パリ市との友好関係を深めるため,本市においても,このイベントに着想を得た現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュKYOTO」を毎年開催しています。11回目となる本年は,「オリゾン(展望)」をテーマに各会場で様々な企画を実施します。「コロナ禍の先に何があるのか」という問いに対して,アーティストが提示する答えを感じながら,現代アートと過ごす秋の一夜をお楽しみください。(kyoto City HP)
今年のニュイ・ブランシュKYOTO2021は、10月1日に開催。フランスの美術館,文化施設とのコラボレーション企画を実施しました。
<今年度のスペシャルプログラム>
フランスの美術館・文化施設とのコラボレーション企画を下記会場で実施
・パリ市立近代美術館:ロームシアター, 京都国立近代美術館
・ル・フレノワ国立現代アートスタジオ:五条坂京焼登り窯
・ニーム カレ・ダール現代美術館:有斐斎 弘道館, 無鄰菴,アンスティチュ・フランセ関西
・欧州地中海文明博物館:京都芸術センター, 香老舗 松栄堂 薫習館, 四条通東洞院地下道
<開催場所>
京都市内各所
京都府京都市
京都駅ビル室町小路広場,アンスティチュ・フランセ関西,京都芸術センター,ロームシアター京都,京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア) ,ヴィラ九条山,四条通東洞院地下道,京都市京セラ美術館,無鄰菴 他
開催場所により、開催期間が変わりますので、まだ楽しめる展示などもあるようです!
京セラ美術館では、フランス国旗のトリコロールをモチーフにしたニュイ・ブランシュライトアップを実施し、遠く離れた京都とパリの美術館の光がつないでいます。(10/10まで)
ニュイ・ブランシュKYOTO 2021×無鄰菴 現代アート展示 Tarik Kiswanson作「The Window」
大好きなお庭である「無鄰菴」さんでは、ニュイ・ブランシュ展示で「The Windon」の展示が行われていました。
10月1日には、夜のライトアップされた無鄰菴さんのお庭を拝見することが出来ました。夜の姿を見るのが初めてで、日がだんだんと沈むにつれ、その幻想的な日本庭園の姿に感動しました。
床の間に飾られたTarik Kiswanson作「The Window」も素敵でした。
こちらは10月10日まで、京都の近代日本庭園の傑作と言われる庭園「無鄰菴」(入場料600円)で見る事ができます。
ニュイ・ブランシュKYOTO 2021×宿や平岩「Red Line」赤線
現代アートの祭典ニュイ・ブランシュKYOTO参加プログラム「Red Line」展では、女性アーティストによるビデオ作品を展示していました。
場所は、旧五条楽園にある「宿や平岩」。遊郭建築を会場に、女性アーティストによる社会的なテーマを扱かった作品映像が見られました。
参加アーティスト:ジュスティーヌ・エマール、スプツニ子!、申芳礼、陳宥柔、柳瀬安里
アート業界が抱える様々なジェンダー問題を背景に、女性にとって負の歴史遺産と言える遊郭建築を表現の場とすることで、現代女性の思考・視点を遊郭に関わった女性へのオマージュとともに発信してました。
特に、柳瀬安里さんの映像作品では、京都と東京でひたすら地面に線を引き続け、京都では出町柳周辺をチョークで、そして東京は指で線を引き続けながらも、国会議事堂前でデモの中に平気で入っていき、警察に質問されながらも宗教の勧誘を受けるなど、とにかく面白かったです。
9月30日〜10月4日までの開催でしたが、なかなかシュールで考えさせられる内容でした。
京都では10月は多くのアートフェスティバルが京都市内のあちこちで行われています。
毎日どこかの場所で、何かが行われているので是非とも秋の芸術祭と京都を楽しみましょう♪
ニュイ・ブランシュKYOTO 2021
https://nuitblanche.jp