ポケモンGO、都会と田舎で地域格差。田舎ほど「やせいのポケモン」が少ない現状をどうするか?
ポケモンGOの日本配信開始から3週間がすぎ、先日は東北3県&熊本県と連携した観光復興も発表されましたが、そのためには解決しないといけない問題があります。
被災4県 ポケGOで観光復興へ(Yahoo!ニュース)
それは、ゲーム内における都会と田舎の地域格差です。
田舎ほど「やせいのポケモン」が少ない
ポケモンは、ポケストップが多いところに多く出現します。しかし、その肝心のポケストップが田舎には少ないのです。
例えば以下の画像は田舎暮らしなどで話題になる福岡県糸島市の幹線道路でポケモンGOを起動したときのものですが、周りにポケストップは見当たりません。もちろんポケモンもおらず、たまに現れてもズバットやタマタマくらいです。
ポケストップはNianticのゲーム『Ingress』のユーザーが作成に協力した地図データを流用して設定されているため、ユーザー数が少ない田舎ほどポケストップが少なくなるという事態になっているのです。
ポケモンGOで神社や公園がポケストップに設定されている理由(Yahoo!ニュース個人- 篠原修司)
なかには自宅の周りにポケストップが全くなく、ポケモンを捕まえるために必要なゲーム内のアイテム【モンスターボール】を課金で購入しないといけないという人もいます。
【残酷】ポケモンGOは離島のプレイヤーに厳しすぎる! ポケストップが1個もない島もあるんだぞッ!!(ロケットニュース24)
この状況では、田舎のユーザーは都会のユーザーと同じようにゲームを楽しむことができません。
ポケストップの申請受付が必要では?
ポケモンGOの観光復興では「ポケストップ&ポケモンジムの追加」が発表されていましたが、できることならそれと平行して「ユーザーによるポケストップの追加申請」の受付も始めて欲しいものです。
今のままでは省庁が復興に力を入れたい地域のポケストップは増えるでしょうが、その近くに住んでいないユーザーは恩恵を受けられません。
もちろん第一の目的は「観光復興」です。しかし、そのためにはポケストップが都会と同じようにあることが大前提だと思います。ポケストップの少ない田舎にユーザーがわざわざ足を運ぶ理由はないからです。
おそらく観光復興の連携ではコラボアイテムや、レアなポケモンが出やすくなるといった調整が行われると思いますが、できればその対象地域ではない田舎に住んでいるユーザーも大切にして欲しいと願います。「日本生まれのポケモン」なのですから。