ウクライナ軍、ロシア軍の侵攻直後からロシア軍のドローン3700機破壊
ウクライナ軍によると2022年2月24日から2023年7月12日までに破壊したドローンは3700機を超えた。
2022年2月にロシア軍がウクライナに侵攻。ロシア軍によるウクライナへの攻撃やウクライナ軍によるロシア軍侵攻阻止のために、攻撃用の軍事ドローンが多く活用されている。また民生用ドローンも監視・偵察のために両軍によって多く使用されている。ウクライナ軍では2022年2月24日にロシア軍に侵攻されてから殺害したロシア軍の兵士の数、破壊した戦車、戦闘機など兵器の数をほぼ毎日公表している。
2023年5月には1か月でドローン600機を撃破し、1か月間の撃破数の記録を更新した。2023年6月も400機以上のドローンを撃破し、その2か月間で1000機のロシア軍のドローンを破壊した。7月に入ってからもロシア軍による攻撃ドローンでの奇襲、監視ドローンでの偵察は続いており、ウクライナ軍も上空のドローンを引き続き破壊している。
ロシア軍はイラン製軍事ドローン「シャハド136」やロシア製軍事ドローン「Lancet」を使用してウクライナの軍事施設や民間インフラを早朝や深夜に攻撃している。そのような軍事ドローンを多い日には1日数十機迎撃して破壊している。ミサイルと軍事ドローンの組み合わせで攻撃されることが多いが、軍事ドローンはミサイルよりも多く使用されている。
ウクライナ軍はドローンをを撃破すると公式SNSでよく報告をしている。特にイラン製軍事ドローン「シャハド」での奇襲が激しいことから、同機を破壊すると破壊した数も伝えている。
実際にはもっと多くのドローンを破壊しているだろうが、カウントされて公式に公開されているドローンの数は3700機である。ドローンは戦車や大砲のように大型ではない。上空で破壊してもバラバラになってしまって残骸や破片が見つからずにカウントされないことも多い。
2022年10月1日から10月11日までの11日間で100機(累計1100機)
2022年10月12日から10月15日までの4日間で100機(累計1200機)
2022年10月16日から10月20日までの5日間で100機(累計1300機)
2022年10月21日から10月28日までの8日間で100機(累計1400機)
2022年10月29日から11月11日までの14日間で100機(累計1500機)
2022年11月12日から12月7日までの26日間で100機(累計1600機)
2022年12月8日から12月24日までの17日間で100機(累計1700機)
2022年12月25日から2023年1月2日までの9日間で100機(累計1800機)
2023年1月3日から1月25日までの23日間で100機(累計1900機)
2023年1月26日から2月12日までの18日間で100機(累計2000機)
2023年2月13日から3月10日までの26日間で100機(累計2100機)
2023年3月11日から3月23日までの13日間で100機(累計2200機)
2023年3月24日から4月9日までの17日間で100機(累計2300機)
2023年4月10日から4月23日までの14日間で100機(累計2400機)
2023年4月24日から5月3日までの10日間で100機(累計2500機)
2023年5月4日から5月8日までの5日間で100機(累計2600機)
2023年5月9日から5月15日までの7日間で100機(累計2700機)
2023年5月16日から5月20日までの5日間で100機(累計2800機)
2023年5月21日から5月25日までの5日間で100機(累計2900機)
2023年5月26日から5月29日までの4日間で100機(累計3000機)
2023年5月30日から5月31日までの2日間で100機(累計3100機)
2023年6月1日から6月6日までの6日間で100機(累計3200機)
2023年6月7日から6月11日までの5日間で100機(累計3300機)
2023年6月12日から6月21日までの10日間で100機(累計3400機)
2023年6月22日から6月29日までの8日間で100機(累計3500機)
2023年6月30日から7月4日までの5日間で100機(累計3600機)
2023年7月5日から7月12日までの8日間で100機(累計3700機)
▼イランの軍事ドローン「シャハド」を迎撃して破壊したことを報告するウクライナ軍の公式SNS