【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part233:韓国の餅ケーキ 他
みなさん、こんにちは~!
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
韓国ドラマを見ていると、ちょっと気になる不思議な行動や疑問が出てくることって結構ありますよね?
このシリーズでは、そんな不思議や疑問、さらにその裏に隠れている韓国の文化や社会事情を深掘りしていきます!
韓国ドラマ好きさん必見の内容になっていますので、ぜひ、最後まで読んでみてくださいね☆
さぁ~それではさっそく今回の不思議を見ていきましょうね!
今回は、韓国の伝統的なお菓子とお茶に注目してみましたよ♪
「まるで芸術品!? 韓国の餅ケーキ!」
韓国のお餅といえば、韓国ドラマのなかでもよく食べられているトッポッキが有名ですね。
しかし、韓国で食べられているお餅はトッポッキに使われている白くて細長いお餅だけでなく、さまざまな種類があるんです!
韓国語でお餅は「떡(トッ)」といいます。
韓国のお盆である「추석(チュソク):秋夕」には、松野の葉と一緒に蒸して作る「송편(ソンピョン)」というお餅を食べる風習があります。
また、子供の満1歳のお祝いや還暦のお祝いなど、おめでたい席には、カラフルに色付けされた「무지개떡(ムジゲトック):虹餅」というお餅を用意するのが定番です。
名前の通り、虹のように色鮮やかなこのお餅はお祝いの席にピッタリです。
そのほかにも、韓国では引っ越しや開業をした際に、隣近所に「팥시루떡(パッシルトック)」という小豆餅を配る習慣もあります。
引っ越しや開業の挨拶として、小豆餅を持って隣近所を回るんですね。
このように韓国のお餅「떡(トッ)」は、昔から季節の行事やお祝いの席には欠かせないものとされてきました。
そんな韓国の人にとって身近な「떡(トッ)」は、なんとケーキにもなっているんです!
その名も「떡케이크(トッケイク):餅ケーキ」です!
お餅といっても、日本のお餅とはちょっと違います。
餅ケーキに使われるのは、「설기(ソルギ)」という米粉と塩、砂糖、水を混ぜ合わせて蒸した餅菓子です。お餅というよりは、どちらかというと蒸しパンに近い食感がします。
もともとお祝いの席でお餅を食べる風習がある韓国では、洋菓子のケーキと並んで餅ケーキも人気なんですよ。
年配の方のなかには、洋菓子よりあっさりしている餅ケーキが好みという方も多いです。
また、生クリームなどの乳製品や卵が使われていないので、アレルギーがあって普通のケーキを食べられないという人でも安心して食べられるんですね。
さらに、餅ケーキは見た目の美しさも魅力的です。
繊細な飴細工でつくられたお花のデコレーションやカラフルな色使いが、洋菓子のケーキとはまた違った華やかさがあります。
SNS映えすることから、最近は若者にも注目されているんですよ~!
つぎは、韓国の伝統茶を紹介します!
「お茶だけどお茶っぽくない?!韓国の伝統茶」
日本でいう「お茶」というと、お茶の木からとれる葉を使って作られる緑茶や紅茶、ドクダミやヨモギを使った野草茶など、植物の葉や茎を原料として作られるものが多いですよね。
ところが、韓国の伝統茶は、この「茶葉」が使われていないものが多いんです!
甘くてフルーティーなものも多く、日本のお茶とはイメージが少し違いますね。
今回は、そんな韓国の伝統茶を6種類ご紹介したいと思います!
まずは、日本でもよく知られている「유자차(ユジャチャ)/柚子茶」です。
柚子の皮と果汁をハチミツや砂糖で漬け込んだものをお湯などで割って飲みます。
日本人からすると、お茶というよりシロップ割りという感じがしますが、韓国ではお茶に分類されるんです!
夏場には「매실차(メシルチャ)/青梅茶」がよく飲まれます。
青梅を砂糖で漬け込んで作ります。
作り方は、日本でいう「梅シロップ」と同じですね。
ですが、やはりこれも韓国では「お茶」なんですね笑
「오미자차(オミジャチャ)/五味子茶」は、キレイな赤い色が特徴的なお茶です。
これは、チョウセンゴミシという植物の実を一晩水につけて作ります。
「五味子」という名前の由来は、甘味・酸味・辛味・苦味・塩味の五つの味がするからということです。
実際の味は、ほんのりとした酸味はありますが、クセのない飲みやすいお茶です。
時代劇によく出てくるのは「국화차(クックァチャ)/菊花茶」です。
王様や貴族など、高貴な身分の人たちがこのお茶を楽しんでいるシーンが時々出てきます。
乾燥させた菊の花にお湯を注ぐと、花びらが開いて、ほのかに甘い香りが漂います。
「수정과(スジョングァ)/水晶果」
スジョングァは、飲むというより食べるお茶といった感じがします。
桂皮や生姜に砂糖やハチミツを加えてじっくり煮出し、最後に干し柿を入れます。
食後の口直しに飲まれることも多いんですよ。
韓国の甘酒である「식혜(シッケ)」は、チムジルバンで飲まれる定番のドリンクです。
ドラマでも、チムジルバンで「식혜(シッケ)」を飲んでいるシーンはよく出てきますよね。
これは、もち米やうるち米に麦芽をつけて発酵させて作ります。
日本の甘酒に比べると、「식혜(シッケ)」の方がサラサラしたのど越しです。
いかがでしたか?
今回は、韓国の「떡(トッ)」と、6種の伝統茶をご紹介しました!
お餅でつくられたケーキに茶葉を含まないシロップのような伝統茶。
どちらも日本にはない感覚で、なんだか不思議ですね!
それでは、また次回もお楽しみに~♪