【保育士が見てきた】幼児期から空気を読みすぎてしまう子どもの3つの特徴
子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。
保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。
今回は「幼児期から空気を読みすぎる子どもの3つの特徴」についてお伝えしていきます。
子どもの成長に欠かせない大切なステップ
本題に入る前に、皆さんと少し考えてみたいことがあります。
それは「子どもの成長に欠かせない大切なステップついて」です。
子どもの成長に欠かせないステップとは、一体なんだと思いますか?
私自身が、たくさんの子どもたちと女性の悩み相談を受けている中でも「幼児期に欠かせない大切なステップ」というものがあります。
それは「自分の素直な感情を出して受容してもらう」というステップです。
その経験が後々子どもが成長していく過程で、とても大きな財産になっていきます。なぜなら、それは「自信の土台」になるからです。
空気が読めるのもいいけど読みすぎると自信も失う
「空気を読んで周りと調和をとる」ということは生きていく上で多少なりとも必要なことだとは思いますが、それは集団生活をするようになれば自然と身についていきます。
子どもたちが空気を読んで何でも動いてくれたら、大人はラクかもしれませんが、「自分の感情よりも周りの意見を優先する」ということが身についてしまうと同時に「自信」まで失ってしまうのです。
子どもはみんな「ボク/わたしはできる!」という根拠のない自信をもっています。
自信の根源とは、
・自分の欲求が受け入れてもらえたこと
・それが形になってうまくいったり、友達や誰かが喜んでくれること
そういった体験が子どもたちにとってさらに大きな自信に繋がっていくのです。
幼児期から空気を読みすぎてしまう子どもの3つの特徴
1、自信がない
2、親の期待が強すぎる&細かいルールがありすぎる
3、親の感情の起伏が激しい
1、自信がない
自分の主張をしても受け止めてもらえない、主張をいつも却下されるなどが繰り返されていくと、親や周りの大人のいうことを聞くことが当たり前になっていきます。
それが続いていくと「人の意見を聞いてる方がラク」だと感じてしまうのです。
そうなると自分の気持ちを押し隠すようになっていくことでこれまた“自信〟というものを失っていき、“自信がないから他人の意見に合わせる〟ということがスタンダードになっていってしまうのです。
2、親の期待が強すぎる&細かいルールがありすぎる
親の期待が強すぎると素直に甘えることができません。
子どもは親を喜ばせたい気持ちが強いです。親を喜ばせたいがために頑張ろうとします。時には自分のキャパを超えてまでそれを叶えようとすることもあります。
適度ならいいのですが、もしも自分がやりたくないことをやり続けていたとしたら、「本当に心から自分が好きなものや嫌いなもの」がわからなくなってしまいます。
また、細かいルールがありすぎると、そこばかりに意識がいくのでだんだん疲れていきます。子どもはあれもこれも覚えておくことができません。
ルールは最低限だけで大丈夫です。
3、親の感情の起伏が激しい
・さっきまで笑っていたのに急に怒鳴ってきた
・子どもが怯えるほどの勢いで罵声を浴びせられた
そんな経験をすると、子どもは自分の感情よりも大人の機嫌をとるために意識を向け始め、いつも大人の顔色を伺うクセがついていきます。
そうなることで心が安心できず、親のご機嫌をとろうと空気を読もうとしてしまうのです。
まとめ
今回は「幼児期から空気を読みすぎてしまう子どもの3つの特徴」についてお伝えしました。
空気を読むことも大切ですが、一生の中で空気を読まずに過ごせる期間は意外にも少ないもの。それは乳幼児期だけです。
乳幼児期に「思ったように感情を出せる」という経験ができた子は、きっとたくましくて優しい子になります。
その思ったように感情を出せる場所はやっぱり「家庭」。
ママから見たら「思ったように感情を出されてばかりで大変です...」と冷や汗ものかもしれません。それでもその場所が、ママの存在が、子どもたちの成長には欠かせないのです。
というわけで、子どもたちを代表して私が代弁します。
「いつもわがままを受け入れてくれてありがとう。ボク/ワタシはそのおかげで今日も元気をチャージできてるよ!」
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。