【目黒区】美尻カレンダーでおなじみの目黒の老舗博水社、魅力的な新製品が続々誕生中
目黒の老舗企業といえば博水社。昭和世代なら“飲むならハイサワー♪”のCMフレーズでおなじみです。この時期になると居酒屋向けに作成している「美尻カレンダー」が毎年話題になります。
博水社の三代目社長である田中秀子さんに取材する機会があり、コロナ禍でも果敢に新商品を発売するチャレンジ精神に感銘を受けました。一般の方だと居酒屋で目にすることが多い割り材「ハイサワー」ですが、そのまま飲んでもおいしいのをご存じでしたか?
今回は目黒区で頑張る博水社のユニークな商品たちをご紹介したいと思います。
ノンアルドリンクとしてもおいしい割り材「ハイサワー」
上の写真は居酒屋向けに提供されているハイサワーで、回収瓶になっています。コンビニや一般の酒店で販売されているのはペットボトルタイプ。
ハイサワーは炭酸水に果汁が入っているため、そのまま焼酎などのお酒に加えることで本格的なサワーが楽しめます。味はレモン、ライム、グレープフルーツ、うめ、青りんごなどがあり、カロリーを気にする人にはダイエットハイサワーもあります。
開発当時『ダイエットハイサワーなんて売れないよ』と、飲食店からいわれたという博水社・田中社長ですが『必ず売れる!』と確信して発売。カロリーを気にする女性から圧倒的な支持を受け、いまでは人気商品になっているそうです。
コロナ禍ではそのままノンアル飲料として楽しむ方が続出。強炭酸、フレッシュなシチリア産レモンをメインで使用、隠し味で白ワインを使うなど、甘くないサワーとしてすっきり飲めるのが魅力となっています。
ちょっぴり高いけど本格派、居酒屋の味を再現した「ハイサワー缶」
博水社が居酒屋で飲まれているレモンチューハイの味を再現した初のアルコール飲料「ハイサワー缶」を2013年に発売。ハイサワー×お酒の絶妙な黄金比率で最もおいしく飲める味わいを実現しています。
通常の缶チューハイは100円台のものが多い中、300円前後とお値段はやや高め。それでも東京・目黒のご当地商品として人気を博しています。
さらに2019年4月には新製品として「ハイサワー缶PREMIUM 沖縄シークヮーサー×レモン」を発売。私も飲みましたが、甘さ・酸味・フレッシュ感ともに最高のバランスで、のん兵衛にはたまらない味でした。
甘くないチューハイ、パンチのある味、お店で飲んでる気分を味わえるプチご褒美に、ぜひおすすめしたいハイサワー缶です。
ちなみに博水社のハイサワーとハイサワー缶は一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会の「めぐろ土産」に認定されています。
カクテルにしても絶品「ハイサワースンチー 杏仁檸檬(あんにんれもん)」
業務用の割り材として2021年首都圏限定で発売して以来、大好評を博しているのがハイサワースンチー 杏仁檸檬。レモンのスッキリ感と杏仁の甘い香りがバランスよく、甘酸っぱい味わいが楽しめます。
会社で久々に社内飲み会を行った際、リモートワーク中にカクテルづくりハマった男子が、スンチーとジンを使ったオリジナルカクテルを作ってくれました。ジンはタンカレーと愛知県のクラフトジンの2種類でつくり、飲み比べてみたのですが、どちらもめちゃめちゃおいしい!
その後、グレナデンシロップなどを使ったノンアルカクテルもつくってくれましたが、そちらもお酒気分が味わえておいしかった。この後、自転車で保育園にお迎えに行くというママ社員に大好評でした。
ちなみにスンチーは中国語で「神奇奇」と書き、“素晴らしい・不思議な”など感動や驚きを意味するそうですよ。
手作りレモネードの味「ハニーレモネード 真んなか搾り(R)」
博水社ではソフトドリンクも発売しています。このハニーレモネード、コンビニエンスストアやスーパーなどでも取り扱いが増えているので見たことがある、という方もいらっしゃるのでは?
シチリア産のレモン果汁を濃縮せず、凍らせた状態で輸入。フレッシュ感を閉じ込めた状態で製造しているので、まるでホームメイドのような味わいを再現しています。
ほんのり効かせたはちみつもちょうどいいバランス。長年レモンを扱ってきた博水社ならではのソフトドリンクです。
博水社の新製品、天然果汁たっぷりの「おつまみに合うポン酢」
そして新たにラインナップに加わったのがこちらの「おつまみに合うポン酢」です。イタリア産レモンとベルガモットのストレート果汁を合わせ、玉ねぎがたっぷり!
ワインビネガーを使っているので和風だけではなく洋風にもアレンジしやすい味でした。しゃぶしゃぶ、湯どうふ、サラダに使ってみましたがマイルドで角のとれた酸味、フルーティな香りが楽しめました。
大手メーカーのように費用をかけて宣伝することが難しく、知名度も今一つだった博水社が一躍注目されるきっかけとなったのは、テレビ朝日の人気番組「タモリ倶楽部」。博水社名物「倉庫宴会(社員同士の飲み会」が取り上げられたことで全国区となりました。
このことに感謝し、タモリ倶楽部をリスペクトして制作されたのが「4美尻ポスター」。居酒屋で貼り出すそばから盗まれると大好評だったことから、美尻カレンダー制作が始まったそうです。
モデルオーディションから水着選び、撮影まですべて田中社長を中心とする女性社員で構成する「美尻グッズ部」が担当。女性が見て素敵だと思う、ありのままの美尻を表現するのがポリシーだそうです。
出来上がった美尻カレンダーは、いまでも毎年、目黒区名誉会長であるタモリさんへ贈っているとのこと。今頃はお手元に届いていることでしょうね。
この記事をきっかけに地元やファンを大切にし、目黒で愛され続ける博水社のことを知っていただけたら嬉しいです。
【企業情報】
株式会社博水社
住所:〒152-0002 東京都目黒区目黒本町6-2-2
問合せ先:03-3712-4163
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