11月11日に上田市西部公民館で映画の無料上映会が開かれます。
これまで上映会を開いた各地で高い評価を得たシルクをテーマにした長編ドキュメンタリーです。

映画　シルク時空（とき）をこえて

「この作品は、明治から大正、昭和にかけて絹の歴史と記憶をたどる物語です。
美しい４K映像による取材で、６年の歳月を経て完成いたしました。

蚕都上田は「世界のシルクのふるさと」と言っても過言ではありません。
シルクは、辺境から大都市まで、私たち人類を経済的にも文化的にも高みへと連れて来てくれたかけがえのない天然繊維です。」

（お話：シルク時空をこえて上映実行委員会）

蚕都上田での上映会

養蚕で栄えた上田。市内には上田紬工房が各所に点在し、信州大学繊維学部は繊維分野で世界的な研究機関として有名です。
また、地域には養蚕で栄えた時代の面影を残す古い街並も残っています。

海野宿も養蚕で栄えた時代があり、今も当時の建物がそのまま残っています。
「滞在型交流施設うんのわ」もそのひとつ。

ここでは定期的に着物についての交流会も行われ、今回の上映会もそれをきっかけに知りました。

着物にふれ、絹という素材を知ることで、この上田地区でシルクとの縁がどのように深まっていったのか。そしてそのシルクがどのように世界に広がったのか。当時の様子はどうだったのか、興味は尽きません。

信州上田繭クラブ「繭友」について

「蚕都上田の文化と伝統について多くの人に関心を持ってもらう場となればという思いで上映会を企画しました。」

（お話：信州上田繭クラブ「繭友」の堀さん）

クラブでは、繭から生糸をとる「座繰り体験」や「真綿作り」「繭クラフト」などの体験講座、信州大学繊維学部と連携した市民講座などシルク文化の伝統を広める活動を7年ほど続けています。

小学校へ出張して行う体験講座は子供たちに喜ばれています。

コロナ禍があけた今年は4回シリーズの講座を開催しており、その3回目として今回の上映会が企画されました。

年内は11/23に「蚕都上田を語る」をテーマとしたトークイベントを予定しています。

上映会場について

無料上映会はどなたでも参加可能で、申込も不要です。
会場の駐車スペースは限りがあるので、当日は公共交通を利用するか車を乗り合わせるなどのご協力をお願いいたします。

今回の上映会では、監督トークも聞くことができます。
ご友人やご家族と出かけてみてはいかがでしょうか